日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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約四ヶ月振りの残業、翌日が休みとくれば、帰り掛けに居酒屋を訪ねない手はありません。そして久々の都心の居酒屋となれば先ず訪ねるのはここしかないです。昨日はやすの暖簾をくぐりました。

早朝始業、午後三時退勤の功罪については、これまでに度々触れてきました。主な利点としては、交通混雑と無縁の時間帯に通勤できること、休前日の午後が長く使える上に休日でも早起きが苦でないので、活動の充実を図れることなどがあります。欠点としては、時間が噛み合わないが故に機会を逃すことが少なくないことが挙げられます。
たとえば自粛騒動の期間中、旧友や趣味の集まりの方などから何度かインターネット上での会合のお誘いを受けました。ところが、開始時刻が遅過ぎてこれに参加しようという気にどうしてもなれませんでした。午後七時、八時というのは世間一般では遅い時間ではないのでしょうが、既に晩酌を終えて就寝前の静かな時間を過ごしている頃です。仮に参加したとしても、他の皆が飲んでいるのに釣られて遅くまで飲み過ぎて翌日の業務に支障をきたすか、開始早々居眠りをするかだったでしょう。
また、居酒屋の持ち帰り販売を積極的に利用したいと思っても、午後三時過ぎというのは最も中途半端で、星の数程ある飲食店の中から買えたのは僅か四軒のみ、そのうち一軒は一回だけに終わりました。かように世の多数派と時間帯がずれているせいで歯痒い思いをすることもあるのですが、残業の日はこれが一転します。午後五時に退勤、会社が都心の真ん中にあるので、居酒屋を訪ねるのにまさに絶好というわけです。あちこちに格安の駐輪場が充実しているという、福岡市街の好条件も味方になります。翌日にゆっくり自転車を回収すればいいのです。

果たして昨日も開店直後、先客なしという最高の状況でした。居酒屋の口開けというのは本当に贅沢です。が、昨日に限っては喜んでもいられませんでした。今年は山笠の当番町だったので、本来七月一日の昨日は開ける筈ではなかったそうです。そして例年は九日から一週間休みとなるところ、今年は営業するつもりだと。閉めたところでどうしようもないし、やる事もないと言う口調はいかにも寂しそうでした。
その期間、店は閑散とするのでしょうか。それとも本来は山を舁く筈だった男達がやって来て賑わうのでしょうか。後者ならば私がのこのこ訪ねていっては邪魔になるだけでしょう。しかしもし前者ならば、努めて足を運びたいものです。最低でも一回は覗いてみることにします。その間に休前日の残業は一度もないのですが、それはまあそれとして…

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平日にもかかわらず三回連続で「大八車」が閉まっているという不運に見舞われ、他に開いている店もまばらという厳しい条件の唐津の町で、この店と出会ったのは逆転勝利と言っていい展開でした。店内は外見から想像されるよりも品が良く、隅々まで完璧に整えられて清掃が行き届き、隙がありません。鮮魚の店ながらこの日は仕入れにも限りがあったようで、主人に薦められるままに先ずは鯵の刺身をいただきました。当店では神経締めと呼んでいましたが、針麻酔によって魚を一瞬で仮死状態にして捌くのです。そのような技法があることは知っていましたが、実際にそれをやっている店は初めて見ました。
その神経締めによる鯵でまず驚いたのは身の甘さです。鮮度はこの上なく身は活かっていながらも、とろけるように甘いのです。これは鮮烈な初体験でした。素晴らしい美味ではあるのですが、私は味も食感も活け締めの鯵の方が好きです。これはあくまで個人的な好みの差です。
続いてこれも当店名物の鰻の刺身をいただきました。ごく珍しいものですが、これもそこまで美味とは思いませんでした。鰻の脂は熱を加えた方が遥かに美味くなるというのが結論です。

ただし、どちらも卓越した技術がなければ出せない料理でしょう。そして繰り返しますが、鯵についても鰻についても、あくまで私的な好みです。これらの鮮烈で貴重な魚の料理をいただけるこの店、間違いなく価値ある存在です。
ところで一つ気になったことがあります。齢七十にも見える老主人、目付きも鋭く矍鑠としていますが、左耳にピアスを付けているのです。この歳の男性でこんな人は初めて見ました。色々な面で無二のものを持つこの店、王道とも曲者とも言える忘れられない一軒です。居酒屋好きならば一度は訪ねて損はないでしょう。

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下関の居酒屋といえば先ず名前が挙がるのが、教祖の古い推奨店でもある「三枡」です。しかし私はいまひとつこの店を好んでいません。理由については以前に詳しく述べたのでここでは省きます。絶品の刺盛りを格安で出してくれる「おかもと鮮魚店」は素晴らしいのですが、店内の雰囲気が独酌に向いていないという欠点があります。また一つ一つの料理の分量が多いので、刺盛りの後が組み立てようもないのです。
こちらあらかぶは小ぢんまりした造りや雰囲気は独酌にぴったりなのですが、一筋縄ではいきません。以前に一度訪ねた際、生簀から揚げて一尾単位で捌くので盛り合わせはできないと言われてしまったのです。これまた独酌には不便ですが、しかし迎合しない姿勢にはむしろ好感が持てます。二年半振りの再訪となりました。

これだけ期間が空くと店のありようも変わっているかも知れません。駄目で元々と、刺身の盛り合わせはできないかと訊いてみました。しかし返ってきた答えは変わりはなし。しかしそれで良いと思いました。品書きにずらりと並ぶ鮮魚は、その多くが二~三人前と書かれていて、一皿二千円以上するものばかりです。その中から独酌に向いているものを拾おうとすれば、自ずと注文は決まってきます。「活締め天然釣りヒラマサ」一人前1,200円也、それから「関門地たこぶつ」一人前850円也をお願いしました。料理二皿だけで二千円超えですから、やはり独酌に向いているとは言えません。しかしそんな不満を吹き飛ばす程の素晴らしい美味です。
ところが主人曰く、このヒラマサは二日後、三日後あたりがより良いと。確かにそう思いました。これが地元だったなら「では三日後にまた来るから一人前取っておいてくれ」となるのですが、そうはいかないのが辛いところです。酒は種類こそ多くないものの、山口の美味いものが揃えられています。
かように一長一短ありますが、大いに満足したのは間違いありません。複数人で訪ねたならさらに評価は上がるでしょう。以後も下関では最有力の候補としておさえておきたい店です。

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徳山での二軒目はここしかないと決めていました。かつての屋台の名店が路面店に転身した、当地の名物店です。印象的なのは、屋台の風情を色濃く残していることです。内外の造りはそうではないのですが、料理にです。提供が早く、食べ応えは十分で、味付けは安直です。ネギ焼きをつつきながらハイボールを飲み、最後をラーメンで締めました。

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徳山駅を出るとすぐ右手にアーケード商店街があるのですが、その一番入口に近い所に建っていて、駅は目と鼻の先です。帰りの列車の時間を気にしながら飲むのにもうってつけというわけです。酒肴は美味を褒め称えるというものではありませんが、全てに得も言われぬ味わいがあります。次に徳山を訪ねる機会があるなら、二軒目にはやはりここの暖簾をくぐるでしょう。

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日曜日だったので端から期待していなかったとはいえ、折角徳山まで来たのにかつて自力で発見した名店「我が家のひととき」が開いていなかったのは、やはり残念でした。ただし、時間だけは十分にあったのは救いでした。徳山駅周辺の繁華街を三十分くらいかけて一通り歩き回り、最終的に選んだのがこの店でした。

お通しに枝豆が出てきたのですが、一目見てまず感心しました。端が鋏で切られていたのです。これをちゃんとやってくれる店はありそうでいてなかなか無いものです。大いに期待が高まったのですが、肩透かしを食いました。折角手間を掛けて一つ一つ鋏を入れているのに、塩加減が絶妙ではないのです。何とも勿体ない。刺身、それから空豆を焼いたものをいただいたのですが、これらも同様でした。良いものを仕入れているのに、感動する程の美味というわけではありません。どこか一点詰めが甘いというか、画竜点睛を欠くというか、そんな味わいなのです。
しかしこれは、枝豆に興奮して期待をし過ぎてしまったのかも知れません。アーケード商店街から一本外れた裏路地に静かに佇む雰囲気が良く、入ってすぐカウンター、奥に小上がりという造りも好印象です。選択肢がごく限られる日曜日の徳山で、この店を探し当てられただけでも成果は上々と言っていいでしょう。

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