
関内のラーメン二郎の魅力がどんどん低下していく中で、これまでのように土日の二日間続けて横浜を訪ねても、その両日で二郎へ行くという選択はなくなった。その代わりとなる野球観戦前の腹ごしらえの場として、以前から少し気になっていた「バーグ」を訪ねてみた。

様々な具を乗せたカレーや炒め物の定食類など品書きは賑やかだが、客の殆どは店の看板であるスタミナカレーを注文している。初訪問だった私ももちろんそうした。カレーの上に玉子と豚の生姜焼きが乗ったものがその正体だが、驚くべきは生姜焼きの量である。カレーが見えなくなるくらい大量の肉が折り重なるように盛られている。カレーライスの具として生姜焼きが乗っているのではなく、カレーと対等の立場としての生姜焼き、この二つの料理が同時に味わえる一皿と形容するのが相応しい。
この写真では肉に隠れて殆ど見えないが、カレーと肉の間に目玉焼きがある。玉子は生卵と目玉焼きのどちらかを選べるが、厨房に注文を通す際にスタミナカレー生卵乗せは「生」、スタミナカレー目玉焼き乗せは「焼き」と呼ばれていることからも、いかにスタミナカレーの注文の割合が多いかが分かる。私はカレーと生卵の取り合わせが好きではないので迷わず「焼き」を注文した。
さて肝心の味だが、カレーと生姜焼きはそれぞれ特別に美味というものでもないが、その相性は抜群。これぞ組み合わせの妙というやつだ。目玉焼きは焦げ目が付くくらいしっかりと焼かれていて、これもカレーに合う。
店内はとにかく賑やかで活気がある。11時半で既に満席に近い状態で、厨房では揃いのTシャツを着た何人もの若い衆が元気な声を上げながら働いている。その雰囲気はカレー屋というよりラーメン屋のそれだ。だが客席の給仕係も含め店の広さに対してかなりの大人数が働いているからには大人気なのだろう。それでいながらほぼ地元の人しかいないような客層は素晴らしい。
陳腐な物言いだが、色々な面で良い意味でB級と称するのがよく似合う。そしてくせになる味である。

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先日靖国通り沿いの「ボーイズカレー」を訪ねて以来神保町のカレー屋というものに興味を持ったわけだが、二ヶ月近く経って漸く次の機会を得た。


「ライスカレーまんてん」
白山通りから静かな裏路地へ入ったところにぽつんとある。建物も、木の扉を開けて入る店内もかなり使い込まれていて、雰囲気は屋号の通りに満点だ。安くて盛りが多いので多くの学生に愛される店ということだったが、まさにそんな感じだった。

初めてだったので一番人気だというカツカレーを注文した。スプーンがコップに差さってキター
また小さなアイスコーヒーが付くのが面白い。50円足すだけで大盛りに出来、もう50円足すとジャンボになるというのがいかにも学生向けの店だ。しかし普通盛りでも十分な量がある。これで600円なのだから嬉しい価格だ。ご飯の上に一回カレーをかけ、さらにカツを乗せた上からもう一回かけるところがたまらない。
カツの味は正直なところそこそこだ。ルウはかなり粘性が高くどろりとしていて、色が薄めのルウ。洋食屋カレー、蕎麦屋カレーのルウといった感じだ。なかなか辛めだが、その辛さが少し遅れてじわじわくる。
ご飯はカレー専門店にしては柔らかい。しかしこのルウとなら合う。個人的にはそれでももう少し堅めの方が好きだが…
店内は厨房をぐるりと囲むカウンターだけで、18席くらい。この時は平日の夕方4時くらいだったというのにほぼ満席という盛況ぶりで、驚いた。
特別美味いというわけではないが、腹が減って沢山食べたい時、とにかくカレーを食べたい時、そして雰囲気を味わうために一度は足を運んでみたい店だ。

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「ライスカレーまんてん」
白山通りから静かな裏路地へ入ったところにぽつんとある。建物も、木の扉を開けて入る店内もかなり使い込まれていて、雰囲気は屋号の通りに満点だ。安くて盛りが多いので多くの学生に愛される店ということだったが、まさにそんな感じだった。

初めてだったので一番人気だというカツカレーを注文した。スプーンがコップに差さってキター
また小さなアイスコーヒーが付くのが面白い。50円足すだけで大盛りに出来、もう50円足すとジャンボになるというのがいかにも学生向けの店だ。しかし普通盛りでも十分な量がある。これで600円なのだから嬉しい価格だ。ご飯の上に一回カレーをかけ、さらにカツを乗せた上からもう一回かけるところがたまらない。
カツの味は正直なところそこそこだ。ルウはかなり粘性が高くどろりとしていて、色が薄めのルウ。洋食屋カレー、蕎麦屋カレーのルウといった感じだ。なかなか辛めだが、その辛さが少し遅れてじわじわくる。
ご飯はカレー専門店にしては柔らかい。しかしこのルウとなら合う。個人的にはそれでももう少し堅めの方が好きだが…
店内は厨房をぐるりと囲むカウンターだけで、18席くらい。この時は平日の夕方4時くらいだったというのにほぼ満席という盛況ぶりで、驚いた。
特別美味いというわけではないが、腹が減って沢山食べたい時、とにかくカレーを食べたい時、そして雰囲気を味わうために一度は足を運んでみたい店だ。

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ひょんな事からゴーゴーカレーなる店に初めて入ってみた。
最近都内でも頻繁に目にするが、金沢カレーの店ということだ。実は今までこの店を避けていたふしがある。前回金沢に行った際に金沢カレーを食べ損ね、まだ一度も食べたことがなかったのだ。現地で一度も食べたことがないのにいきなり東京で食べても興醒めだ。やはり初回は現地で食べないと。
しかしこの時、ある別の見方が浮かんできた。
仮に現地で食べるとして、どの店を選ぶか、ということである。少なくとも東京などにも出店しているこのゴーゴーカレーだけはまず候補から外れるのは間違いない(金沢の町は個性的な洋食屋が多いから尚更である)。ならば百万石がどうのとかそういう定義や肩書きはどうでもいいとして、とにかくこのゴーゴーカレーがどういう店か食べてみようではないかと。
この時は他に余り選択肢が無かったし腹が減っていたのだ。

金沢カレーの基本的な定義としては、ステンレスの平皿に盛る、カレーは「全がけ」、ルウはどろりとした濃厚ルウ、千切りキャベツを添える、上にカツ類を乗せソースをかける、フォークで食べる…とこんなところらしい。
結論から言うと全然美味くなかった。
カツは薄っぺらくてカツもパン粉も良くないし、米もルウも駄目だった。さらにフォークでは食べづらい。
毎度のことながら「ご当地名物なんて所詮こんなもの」というのを強烈に感じさせてくれましたよ。
何より情けないのは、金沢で食べられている地元の名物を忠実にそのまま提供していますよ、というだけの自己満足で完結していることだ。これ自体が料理として美味いものかどうかという探求が全然感じられない。
これならココ壱で食べた方が遥かにいい。次回金沢へ行った時にカレーを食べるかどうかはともかくとして、このゴーゴーカレーには二度と行かない。

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書店の街として有名な神田神保町だが、もう一つの顔がある。それは、カレー店が非常に多いことだそうだ。言われてみればカレー店が多い気がする。そして、洋食屋も多い。
確かに神保町は銀座や新橋と並んで個人経営の小さなカレー店や洋食屋がよく似合う。安かろう不味かろうのチェーン店に侵食されて日本中何処へ行っても同じ景色、同じ味ばかりになり、国全体が画一化するという病魔に侵されている我が国にあって、こういうところに都心の贅沢というものを感じる。
そんな神保町の典型のような店を見付けた。靖国通り沿いに店を構える「ボーイズカレー」だ。
見付けた、というのは正しくなく、正確には前から気になっていたが漸く入る機会を得た、というところだ。この他にも神保町界隈には気になる店が沢山あるが、何せ昼時に来る機会というのはごく限られる。
店内は真っ白だ。白い壁に、ペンキで大雑把に白く塗られた木のカウンター。なんだか沖縄の店のような雰囲気だが、実質本位で余計な事はしない、余計な物は置かないというのがいかにも東京の都心の店らしい。
さてこの店、カレー店を謳っているが実際にカレーを食べている人が半分も居なかったのに驚いた。初訪問の私はチキンカツカレーの大盛りを注文したのだが、左隣りの六十年配の先輩二人連れは二人ともハンバーグライスを食べている。初老の男二人が肩を並べてハンバーグと平皿に盛られた白飯を食べているというのが実にいい。やはり新橋あたりの洋食屋と雰囲気はそっくりだ。そして後から入って来た右隣りのやや歳のいったカップルは男が生姜焼き定食、女がスパゲッティナポリタンを注文。そんな物まであるのか、とよくよくメニューを見てみると、スパゲティはナポリタンの他にミートソースがあり、全部で二種(カレーソースがけがあるので厳密には三種だが)。これを見て嬉しくなってきた。最近は本場ナントカ風だのと言ってまるで駄菓子屋のようにやたら沢山の種類を並べたパスタ専門店などが流行っているが、この店の品書きはまさに古き良き「洋食屋」のそれである。
店の一番のおすすめは生姜焼きのようで、生姜焼きだけは写真を入れた品書きが壁に貼られている。そしてこの店の大きな特徴はハンバーグだろうが生姜焼きだろうが、すべての品に200円足せばカレーソースが付けられる点だ。実際そうやって注文している人が多かった。生姜焼きならカレーをご飯にかけるのだろうが、ハンバーグの場合ご飯にかける派とハンバーグにかけてしまう派に分かれるのではないか。そんな事を想像するのも実に楽しい。
実際のところ純粋にカレーを食しているのはこの時私だけだった。このボーイズはまさにカレー屋と洋食屋の雰囲気を同時に味わえるなんとも愛すべき店である。むしろ洋食が主だからか、米はカレー屋にしては柔らかめでもっちりと炊かれている。しかしルウも粘り気のあるルウなのでこの米に絡んでよく合う。こういうカレーはルウがご飯の上にかけられたままの状態で食べるよりも、スプーンを立てて皿をカタカタと叩くようにしてご飯とルウをぐちゃぐちゃに混ぜて食べるのが美味い。
チキンカツはまあそこそこの味だった。次は生姜焼き若しくはハンバーグとエビフライの定食(共に770円)だな。いやまてよ、こういう洋食屋のナポリタン(620円)の味も実に気になるところだ。しかし他の店にも行ってみたいし…
楽しきかな神保町。次も待ってろよ(^^;

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先日一日横須賀を歩き回ったのだが、最後の〆にココイチで海軍カレーを食べた。
何故地場のカレー店でなくて敢えてココイチなのかという話を書くと非常に長くなるので割愛するが、ともかくココイチの京急追浜駅前店へ。

それにしても追浜という地名はいい。味があるし難読だし、おまけにちょっと言い間違えるだけでえらい事になるという(笑)日本広しといえどこんなにおいしい地名は他にあるまい。


横須賀は何処もそうだが、追浜の商店街も古くて味がある。そしてココイチの店舗もかなり年季が入っていていい。

「横須賀海軍カレー」は三店舗だけの限定販売。店内の品書きなど見ると余り大々的に宣伝している感じがしない。ルウが別物なのでそれなりに手間やコストがかかっている筈なのだが…

横須賀海軍ビーフカレー。そもそも横須賀海軍カレーとはどんな物なのかというと、何の変哲もない普通のカレーである(^^;
しかし大ぶりのジャガイモや、何より大きく切られた玉葱が美味くて泣かせる。ルウはココイチの通常のポークカレールウよりも色が明るくとろみがある物だが、これが今年で最後となった「グランドマザーカレー」とよく似ている。まさか同じ物?!
(これを食べた時かなり酔っていたのでアテにはならないが…)
余談になるが、その2012年版グランドマザーカレーは本当に美味かった。なんで今年で終わってしまうんだろう。ココイチのことだから、顧客の復活を望む声が集まればまた食べられるかも。

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横須賀は何処もそうだが、追浜の商店街も古くて味がある。そしてココイチの店舗もかなり年季が入っていていい。

「横須賀海軍カレー」は三店舗だけの限定販売。店内の品書きなど見ると余り大々的に宣伝している感じがしない。ルウが別物なのでそれなりに手間やコストがかかっている筈なのだが…

横須賀海軍ビーフカレー。そもそも横須賀海軍カレーとはどんな物なのかというと、何の変哲もない普通のカレーである(^^;
しかし大ぶりのジャガイモや、何より大きく切られた玉葱が美味くて泣かせる。ルウはココイチの通常のポークカレールウよりも色が明るくとろみがある物だが、これが今年で最後となった「グランドマザーカレー」とよく似ている。まさか同じ物?!
(これを食べた時かなり酔っていたのでアテにはならないが…)
余談になるが、その2012年版グランドマザーカレーは本当に美味かった。なんで今年で終わってしまうんだろう。ココイチのことだから、顧客の復活を望む声が集まればまた食べられるかも。

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