日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

 | ホーム |  次の頁

今回の活動にあたっては「四国グリーン紀行」という切符を利用した。同じような全線乗り放題の切符に「四国フリーきっぷ」があるが、これに4,430円を足せばグリーン車まで何度でも乗り放題ということになれば、通常は迷わずこちらを選ぶところだろう。ところがそこに四国ならではの事情が絡んでくる。グリーン車を連結した列車が少ないのだ。
予讃線の宇多津から松山まで。土讃線も高知までと、高知から先は約半数の列車にしかグリーン車が連結されない。僅かこれしかないのだ。実際のところ今回も、高徳線の特急「うずしお」、予讃線の特急「宇和海」ではグリーン車の設定が無いため折角上位の切符を持っていながらその効果を発揮することなく普通車に乗った。また、高知から土讃線を上るのに、新改でスイッチバックしたいがために特急「南風」のグリーン車に乗る権利を放棄してわざわざ普通列車で行った場面もあった。
また、この切符は四国内のみどりの窓口でしかグリーン車の座席指定を受けられないという制約がある。四国入りの初日に、岡山から児島までひとまず特急の自由席に座って、児島からグリーン車に移って松山や高知へ、という使い方が出来ないのだ。これでは売れないのも無理はない。かように幾つかの制約があるから、本当にこの切符の方が乗り得になるのかしっかり事前に計算した方がいいだろう。私は今回料金の面では十分に元が取れたが、2000系気動車は老朽化が目立っていて、三列シートのグリーン車は居住空間としては快適ではあるものの、座席の固定が緩んでいて震動したりと乗り心地全体としてはグリーン車といえども多くは期待しない方がよい。
一方で、これぞグリーン車という快適さを堪能出来た列車もあった。それが松山からの特急「しおかぜ」だ。三年前に四国へ行った時は、自身の確認不足が悪いとはいえ、予讃線の架線の下を延々2000系気動車で走る羽目になってしまった。これに対して今回は新型の8600系電車だった。これのグリーン車はまさに至れり尽くせりの素晴らしいものだった。グリーン車の座席に足置きが付くのは当たり前だが、8600系ではこれに加えて椅子の下から電動式のオットマンが出てくるのだ。これには感心した。車両自体が新しいというのもあるのだろうが、グリーン室の車内は恐ろしく静かだった。しっかりした防音材が奢られているのだろう。N700系あたりのグリーン車と比べても格段に贅沢、快適で、新しくなる程安っぽくなるJR東日本の車両なんぞとは比べるべくもない。8600系が充当されるしおかぜ号に乗る旅程を積極的に組めるのであれば、四国グリーン紀行を買う価値はあると言える。

次いで居酒屋についてだが、初日の高松の一軒目に予定していた店がまさかの臨時休業という最悪の滑り出しとなってしまった。日曜日だけにあては少なく、もう一軒目を付けていた店をわざわざ琴電に乗って訪ねたはいいものの、こちらが何と一切の魚介を置いていないという店だった。店自体は、これが池袋あたりにあったなら頻繁に通うだろうと思わせる良店だったが、わざわざ高松まで来て入る必然性は何も感じられなかった。翌日の高知では「酒亭どんこ」のカウンターの残り一席に何とか滑り込んだのは僥倖だったが、隣席の地元常連と妙に話が盛り上がってしまって、少々飲み過ぎてしまった。むろんそれはそれで素晴らしい時間ではあったのだが、その結果二軒目の「割烹タマテ」では折角訪ねたのに殆どまともに飲み食いもしないという失礼をしてしまった上、自身そこでの時間をよく覚えていないという蛇足になってしまった。滅多に来る機会のない高知ということを考えると、やはりこの展開はいただけなかった。翌々日に高知に舞い戻ったものの、この日は飲み始めるのが21時過ぎになってしまって、「葉牡丹」一軒しか行けなかった。割烹タマテの再訪は次回高知へ行った際の最重要課題と言えるだろう。
他にも松山では「せくら」にまたも満席で断られてしまい、しかし代わりに入った「仁平」が素晴らしい名店だったり、高松では「かけあし」の女将が代替わりしていたりと、色々あった。このあたりの事は居酒屋探訪記で一つずつ触れていくので、しばしお待ち下さい。





にほんブログ村 酒ブログ 居酒屋へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へ
にほんブログ村


  ↑ ↑ ↑
ランキングに参加しています。ぜひ三つのバナーをそれぞれクリックして下さい。よろしくお願いします!(^o^)




先ず天気についてだが、道中でも触れたのだが完勝と言っていい結果となった。一週間に亘る行程で傘の出番が一度も無かったのだから、この季節にしては出来過ぎである。それも連日ただ晴れていたわけではない。高松に到着した初日の夕方、この時は曇っていて気温もやや低めで風があり、暑がりで大汗掻きの私が一時間程歩き回って苦ではなかったのだから有り難いことだった。
その一方でグリーン車で瀬戸大橋を往復した五日目、この時に晴れていたのだからつくづく今回は天気に恵まれた。この日は行程に余裕があり夕方以降特にやる事もなく、夕日の時間を狙ってさらに児島までもう一往復しようかとも考えた。しかし今の季節にそれをやると、高松に戻ってホテルに投宿し、風呂に入って居酒屋で飲み始めるのが21時になってしまう。だからやめた(笑)
しかし後になってこの事を少し後悔した。もう二十年以上前のことだが、一度だけ夕日に真っ赤に染まる瀬戸内海を渡ったことがある。これは言葉を失う絶景だった。早めの時間から一軒目で飲み、腹ごなしをかねて夕日の時間に児島まで往復して、然る後に二軒目へ移行すればよかったのだ。乗り放題切符を使いこなせていないというのはこういうことを言うのだろう。
晴天に恵まれた代わりに、暑さに打ちのめされた場面もあった。徳島や松山は単に蒸し暑いというのに過ぎなかったが、高知と宇和島は違った。緯度の低さからくる陽射しの強さというものを実感させられたのだ。特に宇和島では晴れの日の真っ昼間だったので強烈だった。改めて地図を見ると宇和島市は高知市よりも緯度が低く、大分市あたりと変わらない。それは暑い、いや陽射しが熱いわけだ。

車窓で今回もっとも印象に残っているのは土讃線の讃岐財田~土佐山田間だ。とにかく山が深い。こんなにも山が深いとは思わなかった。実は三年前に四国へ行った時は紀伊水道の海岸線に沿って南下し、鉄路の尽きる甲浦からは路線バスに乗って室戸岬を回って奈半利まで行ったのだ。土讃線は坪尻まで行ったものの、坪尻駅で下車した後は多度津方面へ戻ってしまった。だからこの区間は乗っていなかった。この土讃線の山越え区間に乗車したのは一体いつ以来のことだろうか。まるで思い出せないが、恐らく学生時代にまで遡るのだと思う。
この区間の山越えの厳しさを象徴するのが、平野部と山間部の境の両端にまるで関所のようにして坪尻、新改の両スイッチバック駅が待ち構えていることだ。カーブしたトンネルが非常に多いのも印象的だった。土佐への路がいかに険しいものなのか、よく分かった。大歩危の辺りの車窓も素晴らしいものだった。





にほんブログ村 酒ブログ 居酒屋へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へ
にほんブログ村


  ↑ ↑ ↑
ランキングに参加しています。ぜひ三つのバナーをそれぞれクリックして下さい。よろしくお願いします!(^o^)




帰宅しましたorz





にほんブログ村 酒ブログ 居酒屋へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へ
にほんブログ村


  ↑ ↑ ↑
ランキングに参加しています。ぜひ三つのバナーをそれぞれクリックして下さい。よろしくお願いします!(^o^)




おはようございます。今日は終日業務、終わり時間も遅い見込みで、名古屋の居酒屋を訪ねることも出来ない。それどころか東京行の新幹線に確実に乗れるよう予め時刻を調べていたところだ。
このブログでの報告、活動という意味では昨日で終了しているということです。次の更新は深夜の帰宅報告か。





にほんブログ村 酒ブログ 居酒屋へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へ
にほんブログ村


  ↑ ↑ ↑
ランキングに参加しています。ぜひ三つのバナーをそれぞれクリックして下さい。よろしくお願いします!(^o^)




DSC07198.jpg
二軒目へ移行します。「酒津屋中店」へ。
実は今回、名古屋へは業務の前日の移動でしかなく活動としてはおまけに等しかったので、何も構想を練っていなかったのだ。簡単に言うと二軒目について無策だったということ。そこで前回、五月に来たばかりのここを再訪することになった。





にほんブログ村 酒ブログ 居酒屋へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へ
にほんブログ村


  ↑ ↑ ↑
ランキングに参加しています。ぜひ三つのバナーをそれぞれクリックして下さい。よろしくお願いします!(^o^)