
改めて、駆け足で九州を一周した元日の活動を振り返ってみたいと思います。全体を通して見るなら、文句なしの百点満点と言えるでしょう。まずこの季節に終日快晴に恵まれるとは相当な幸運です。どの列車も座席は空いていて悠々快適に移動できました。
圧巻は鹿児島で、桜島に雲一つかかっておらずその全容がはっきり見え、夕日に照らされて紅く輝き、その桜島を背に那覇行きの大型フェリーが二隻並ぶという、何から何まで完璧でした。天文館での夜の部はやや中途半端ではありましたが、元日という制約の中で一軒目に上々の居酒屋を探し当てただけで十分に及第です。
しかし、モスバーガー宮崎ピースタウン店での大誤算、大損失は計り知れないものがあります。今思い返しても無念と悔しさで暗い気持ちになります。画竜点睛を欠くとはまさにこのこと。三分の一を減点して、総合で67点といったところでしょうか。一日も早く宮崎を再訪したいですが、何せ福岡から一番遠い場所です。今回のような優等列車の乗り放題切符がなければなかなか足を運ぶのも難しいのが実情ですorz

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博多駅で地下鉄のこれも最終列車に乗り継ぎ帰宅しました。全行程終了です。鹿児島から博多まで一時間半で走ってしまうとは驚愕の速さで、この最後の移動はやや乱暴な力技という印象も受けますが、これがあるからこその本日の活動でもありました。
徒歩など速度の遅い旅は質が高く、飛行機や新幹線など速い足を使っての旅は質が低い。このようなことをしたり顔で言う人がいます。日本一周の道中でもそんな人に何人か出会いましたが、何を馬鹿なことを。そういう事を平気で言うのは旅の本質と向き合っていない愚か者です。たとえばテントを担いで野宿しながら歩いて行く旅と、グリーン車やビジネスクラスで移動してホテルに泊まり歩く旅。そのどこに違いがあるのか、私にはさっぱり分かりません。
今日は特急列車や新幹線の速度ならではの移動で、実に濃密な一日を過ごし、実のある旅ができました。移動距離は800kmを超え、原付バイクだったら丸五日かかる行程です。それを一日で成した上に最後は自宅に帰って来られるのだから凄いです。旅先で宿に泊まるのは贅沢なひとときですが、その日のうちに家に帰って来られるというのはこれはこれで良く、自宅で眠れるというのは有り難いことです。
そしてどのような形であれ、やはり旅はいいです。体調にかかわらず頭の隅々まで冴えわたってくる、生きている実感が得られるとはまさにこのこと。他の何物にも代えられません。

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鹿児島中央駅から博多行最終の新幹線に乗って帰ります。驚くべきはその空きようで、発車の15分前にホームに上がったところ自由席の1号車は他に誰もおらず私一人です。他の車両も二、三人しか乗っていません。どの列車も思いの外空いていて嬉しい誤算だった本日の活動を象徴するような光景です。
博多止まりというのが良く、寝過ごしてとんでもない事になる心配がない安心感で最後を締め括れるのはありがたいです。驚いたのは、発車と同時にいい日旅立ちが流れたことです。東京駅から新幹線に乗って西へ向かう際、西日本車両に当たってこの曲を聴くと当たりくじを引いたような嬉しさを感じるものですが、九州内で完結するこの列車でこの曲が流れるのは少々違和感があります。
5410A「さくら410号」鹿児島中央2219~博多2355

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二軒目に焼き鳥屋などに入って飲み直し、最後にラーメンをいただくというのが理想です。しかし帯に短し襷に長しの時間が残ってしまいました。博多行最終の新幹線に乗り遅れるわけにはいかないので、居酒屋二軒目とさらにラーメン屋と欲張るのはあり得ない選択になりました。
となると残されたやり方は、ラーメン屋でしばしゆっくり飲んで最後にラーメンを注文するというものです。しかし元日という壁が立ちはだかり、「小金太」も「のり一」も休みです。他にも閉まっているラーメン屋を何軒も見掛けます。そんな中で営業中のラーメン専門店を見付けて飛び込みました。ところがこの店もこちらにとっては中途半端でした。
一応ビールやハイボールは置いてあるものの、一人一麺制度と壁のあちこちに貼られているように、だらだら飲むのは歓迎しない気配が明らかです。餃子もなく、唯一アテになるのは一皿五百円の鶏チャーシューでした。ビールは瓶しかないというのでハイボールと鶏チャーシューを所望。同時に素早く「ラーメン後で頼みます」と明瞭な口調で大将に伝えました。そうせねばならないような緊張感があったのですが、そういう矜持を持った商売は悪くありません。鶏チャーシューもラーメンもとても美味で満足しましたが、ハイボールを三杯も飲んでいった一見客を向こうはどう思っていたのでしょうか。カウンター席の一番奥に着けたのが幸いでした。

最後も中途半端で、市電に乗って戻りたかったのですが、時刻が噛み合わず結局西駅まで歩きました。しかし、今日は一軒目に良い居酒屋で飲めただけでも満足としなければならないでしょう。

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となると残されたやり方は、ラーメン屋でしばしゆっくり飲んで最後にラーメンを注文するというものです。しかし元日という壁が立ちはだかり、「小金太」も「のり一」も休みです。他にも閉まっているラーメン屋を何軒も見掛けます。そんな中で営業中のラーメン専門店を見付けて飛び込みました。ところがこの店もこちらにとっては中途半端でした。
一応ビールやハイボールは置いてあるものの、一人一麺制度と壁のあちこちに貼られているように、だらだら飲むのは歓迎しない気配が明らかです。餃子もなく、唯一アテになるのは一皿五百円の鶏チャーシューでした。ビールは瓶しかないというのでハイボールと鶏チャーシューを所望。同時に素早く「ラーメン後で頼みます」と明瞭な口調で大将に伝えました。そうせねばならないような緊張感があったのですが、そういう矜持を持った商売は悪くありません。鶏チャーシューもラーメンもとても美味で満足しましたが、ハイボールを三杯も飲んでいった一見客を向こうはどう思っていたのでしょうか。カウンター席の一番奥に着けたのが幸いでした。

最後も中途半端で、市電に乗って戻りたかったのですが、時刻が噛み合わず結局西駅まで歩きました。しかし、今日は一軒目に良い居酒屋で飲めただけでも満足としなければならないでしょう。

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覚悟はしていましたが、一筋縄ではいきません。西駅周辺は意外と開いている店が多いものの、何処も満席の混雑です。天文館は閑散としています。とはいってもそれなりに開いている店が散在しているのは流石です。選り好みはしないといったものの、多少の選り好みはしてしまうのは仕方のないところ。しばし歩き回った後、そう悪くない店を見付けました。場所は天文館の目抜き通りと山之口通りを結ぶ路地からさらに枝横丁に入ったところ。手前味噌ですが、これも長年培った勘の賜物です。三岳がグラス一杯350円とは流石は鹿児島で、福岡でこの価格はまずありません。
とはいえこの店も、カウンターが三席という変わった造り故に只一つ空いていた席に滑り込んだ次第です。やはり元日はあなどれません。

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