日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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全国の城下町の中でも、福岡はその風情がかなり希薄な方でしょう。これは市街の中心部である天神や玄関口たる博多駅から城址が離れているというのも要因かも知れませんが、とにかく福岡の町を訪ねて城下町の風情を感じる人は余りいないのではないでしょうか。よく探せば城下町の名残りは随所にあるのですが、裏を返せばよく探さなければ見付からないということです。その一つが大濠公園です。

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均整のとれた楕円形をしていますが、かつて福岡城を築城する際に、博多湾の入江だったこの部分をそのまま外濠にした名残りなのです。しかしそうと聞かされなければ、やはり城址の雰囲気は希薄です。

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白鳥型のボートが浮かび、中州には朱塗りの欄干を構える六角堂が建ちます。外周に面して美術館や能楽堂などもあり、絵に描いたような公園の佇まいです。

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歩行者と自転車がきちんと分けられた広い外周路が整備されているため、土日には歩いたり走ったりする人がかなり多く見られます。
ここまで書いてきて改めて思ったのは、「福岡は何故城下町の風情が希薄なのか」というのは興味深い題材だということです。もっと掘り下げる必要がありそうです。

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福岡とは縁も所縁もない、旅行には興味がない、祭りにも興味がない。そんな人であっても「博多祇園山笠」の名は聞いたことくらいあるでしょう。七百年以上の歴史を持つこの祭りは櫛田神社への奉納行事であり、博多の総鎮守が櫛田神社です。

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私にとって櫛田神社は、とにかく場所が良いというのも印象的な要素です。博多駅と天神のちょうど中間辺り、市街の中心部ですが、それでいながら周辺は静かで品が良いのです。その雰囲気をたいへん好んでいることに加え、かつて関東から頻繁に福岡を訪ねていた頃、すぐ近くの宿に泊まったり居酒屋に入ることが多かったのです。ほぼ毎回のように福岡に来た挨拶がてら櫛田神社に足を運んでいました。

先の半年間の福岡住まいの際にも、印象的な風景に出会ったことがあります。櫛田神社から4km程離れた明太子の工場の敷地の中に、飾り山が展示されているのを見掛けました。近付いて見たところ、何か違和感があります。工場の敷地や建物に対して僅かに斜めに立っているのです。山笠の正面は櫛田神社の方角を向いていなければならないというのがその理由でした。信仰の厚さが窺えます。

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表参道から境内に至るまでは一切高低差がないのに、裏口は階段の途中に鳥居が立っていて、道との間に数メートルの段差があります。「ブラタモリ」で紹介されて有名になりましたが、かつてここが海際であったことの名残りだそうです。

さて、今年は山笠が中止になってしまいました。福岡に移り住んで最初の夏に山笠がないとは、本当に残念でなりません。しかしあの時点で決定しなければならなかった以上、仕方のないことです。長年山笠に携わってきた人達の無念は、私などのそれとは比べ物にならないでしょう。来年こそは、と願わずにはいられません。

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天神のビル群の谷間にひっそり佇んでいます。初めて見た人は、こんな所に神社が、と驚くかも知れません。しかしこここそが天神の地名の由来ともなった由緒正しき社なのです。

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菅原道真公が太宰府に左遷された際、その道中で水鏡に映った自身のやつれた姿を見、さらに悲しみを深くした。その道真公を祀ったのが当社であり、天神とは道真公のこと。そして一帯を天神と呼ぶ地名の由来ともなった。
道沿い及び境内の説明書きの内容をかいつまむとこのようになります。これまでもぼんやりと把握はしていたのですが、華やかな福岡の中心部、九州一の繁華街の名が道真公に由来するとは、改めて感慨深いです。

一つ気になる事があります。一枚目と二枚目の写真を見ると分かるかと思うのですが、境内が本殿に向かって真っ直ぐ伸びず、僅かに折れ曲がっているのです。創建当時の場所から一度移転しているそうなのですが、移転の経緯、或いは当時の町割りと何か関係があるのでしょうか。軽く探ってみたのですが、今のところ分かっていません。もう少し勉強が必要なようです。

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すぐ脇は小さな店ばかりが並ぶ飲み屋小路です。その名も博多名物うまかもん通り。実に味わいがあり、いずれはここも開拓せねばなりません。

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球場の名前が何度もころころと変わるのは全く感心しません。しかも改称する度により軽薄な名前になっていくのだから、尚のこと嘆かわしいです。ここでは敢えて福岡ドームと書きます。

ドーム球場というものが昔から好きではありません。風を筆頭に気候条件が投球や打球に影響を及ぼし、プレーする選手も観る側もそれを考慮しながら試合に臨む。だからこそ野球が奥深くより面白いものになるのであって、いつでも同じ条件で試合ができるドーム球場など貧乏くさい発想です。屋外球場こそが本来のあるべき姿であり、気候条件の影響は時に個々の選手や野球の質を進化させます。
二年連続三冠王の偉業を成し遂げ、阪神タイガースを日本一に導いたランディ・バース氏がかつて残した言葉が、今でも印象に残っています。「三冠王を獲れたのは掛布のおかげ」。プロ野球ファンには周知の事かも知れませんが、この言葉の真意をご存知でしょうか。
阪神タイガースの本拠である甲子園球場は、右翼から左翼に向かって吹く強い浜風が特徴です。これは左打ちの打者は本塁打が出にくく不利ということです。バース氏も掛布氏も左打ちですが、それぞれ本塁打王を獲れたのは何故か。それは左翼への流し打ちの本塁打が多かったからです。長距離打者は細いバットを使ってそれに打球を乗せ、引っ張って本塁打を放つのが一般的ですが、掛布氏は太いバットを使っていました。バットをボールにぶつけるように打ち、「当てるだけ」の流し打ちで打球を上げ、甲子園の左翼スタンドに放り込む。この掛布氏の打撃を真似、習得することによってバース氏は本塁打を量産するようになり、それが三冠王、そしてタイガースの日本一に繋がっていったのです。

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話を福岡ドームに戻しましょう。かように野球は屋外球場で観てこそ面白いのであって、だからドーム球場など好きではないのですが、初めて福岡ドームの中に入った時、その思いが吹き飛ばされるようでした。余りの大きさ、広さ、高さ。その規模に圧倒されたのです。ドーム球場というのはなるべく直径を小さくするため、スタンドを二段、三段構えにするのが一般的です。ところが福岡ドームは甲子園のような一段スタンドなのです。だから面積が非常に大きい。
面積だけではありません。その大きな一段スタンドの上に、数階分の高さの壁が聳えます。その上から初めて屋根の傾斜が始まるのです。屋根の頂点は遥かに見上げる天空の彼方にあります。その高さ実に70m。兎にも角にも広い。かくも広大な屋内空間が他にあるでしょうか。この箱だけを評して言うなら、貧乏くさいどころかむしろ贅沢の極みです。

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淡い赤茶色という野球場としては珍しい外見も、個性的でありながら下品なところがなく好感が持てます。
そしてグラウンドがまた素晴らしい。両翼100m、中堅122m、フェンスの高さ5.8m。かつて最も本塁打が出にくい球場と言われていました。だからこそホームランテラスの設置が残念でなりません。この愚行が折角の球場の素晴らしさを損じています。しかも見た目も醜い。こんな物はなくとも、かつて二度の本塁打王と三冠王に輝いた松中信彦氏を輩出したり、圧倒的な打線の破壊力で日本一に輝いたこともあるではありませんか。引き続きホームランテラスの撤廃を強く望みます。そうなればドーム球場で唯一、真に愛せる球場となり得ます。

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福岡市街の中心部を真っ直ぐに貫き、福岡で最も規模の大きいアーケード商店街でもあります。この写真は南東側の出入口ですが、すぐ脇は櫛田神社の裏口です。雑多な店が連なりますが、中でも老舗の人形店や提灯店、飾り山の置かれたぜんざい店などが目を引きます。うどん屋、ラーメン屋、居酒屋も多数あります。

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博多弁番付が延々と掲げられているのも特徴的です。脇には「はかたの心に出逢う街」の文字が。これは伊達ではありません。大雑把な言い方ですが、商人町博多の風情に手っ取り早く触れるにはこの川端通商店街を歩くのが最適と言えるでしょう。
北西側の出入口まで歩けば目の前に博多座。私の贔屓の居酒屋「やす」はそのすぐ近くです。

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