日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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帰宅しましたorz

真っ直ぐ帰るのは余りにも虚しいし時間にも余裕があったので、その後一つ手前の西新で降りました。隣町の西新は魅惑的な飲み屋街が広がっていて予て気なっているのですが、一度も居酒屋を訪ねたことがありません。歩いて二十分という距離、職場と正反対の方角が扱いづらいからです。唐津方面から帰って来て乗り放題切符を持っている今日は良い機会でした。一発で良い店を見付け、極上の魚介を楽しめました。筑肥線の車窓とともにせめてもの救いになりましたが、虚しさは残ります。
四国編の反省を活かし、万全の態勢で臨んだ結果長崎の夜は最高の結果を得ました。しかし唐津についても同じ事をしていなかったのが緩かったと言えます。何事も事前に調べすぎると興醒めですが、今はそんなことは言っていられないようです。当面は活動を計画する際は、目当てにしている居酒屋に片っ端から電話をかけて営業の予定や時間を確認する必要がありそうですorz

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せめてもの救いは、筑肥線の景色が予想を超えて良かったことです。浮島の上に聳えているかのように見える唐津城の印象的な姿を望んで、大きな川を渡り、その後は延々と海際を行きます。しかも夕日に輝く絶好の時間帯でした。松原の中を走るのも良いし、風情ある佇まいの駅も多いです。唐津で飲んだ後に夜の闇の中を帰るだけでは、これらの景色に出会えなかったことになります。

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三度目の正直とはならず、二度あることは三度あるという結果になってしまいました。「大八車」は臨時休業でした。まったく何という事か、こんな事が本当にあっていいのかという思いです。今日だけの臨時休業なのか、それともある程度まとまった期間休んでいるのか。張り紙は真新しく、臨時休業の四文字があるだけで詳しい事は何も書かれていないので前者の可能性が高いですが、もはやどうでもいいことです。私にとって三回続けて平日に入れなかったという事実があるのみです。

仕方なしに町を一回り歩いてみたところ、さらに驚きがありました。「味噌汁屋」には感染症対策のため当面会員制での営業にする旨の張り紙があったのです。元々四人入れば一杯、隙間なく詰めて座っても六人という小さな店です。会員制で十分にやっていけるのであれば、この先もずっとそのままかも知れません。あれだけの美味が限られた人しか味わえないのは大きな損失です。
過去に訪ねてなかなかよかった「旬風」は暗く閉ざされていました。「はま蔵」は準備中の札こそ掲げられているものの、戸が半分開けられて中も明かりが灯っています。恐らく六時開店なのでしょう。しかしあと二十分待つ気にはなれないし、もし待っていて六時半開店だったら目も当てられません。余りにも酷い結末、唐津の町で何も無いという状態です。静まり返った町にこれ以上居てもどうしようもありません。居酒屋を諦めて帰ることにしました。まさかこんな事になろうとは、昨晩の長崎が大成功だっただけに落差に耐えられません。根底にあるのは、間違った規制や自粛騒動の果てに本来の姿が破壊され、町が廃れていくという事実です。安易な補助金が乱発されようとも、家業を失い、仕事に対する誇りを失い、地域と共に育んできた文化を失う店が後を絶ちません。取り返しのつかない事になりつつあるということを、多くの人が改めて認識すべきです。

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唐津に着きました。目当ては勿論「大八車」ですが、順調に事が運ぶか不安でいます。長年全国を訪ね歩いていると、どうしても相性の悪いところが出てくる。先日こう述べたばかりですが、この店はまさしくこれに当てはまるのです。過去に二回平日に唐津に来たのですが、何れも臨時休業にかち合うという驚異的な相性の悪さです。果たして三度目の正直となるでしょうか。
大八車、それから味噌汁屋に入れれば悲惨な結果に終わった四国活動とは反対に、今回は居酒屋に関しては完全勝利です。この時間ですから開いてさえいれば座れないことはないでしょう。しかしそんな期待をも覆すのが相性の悪さというやつです。ひとまず期待をせずに店の前まで向かいたいと思います。

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有田での乗り継ぎ時間が4分、伊万里で7分とは絶妙です。筑肥線の列車に乗って福岡方面へ戻って行きます。真っ黄色の125系気動車の単行は意外と乗客が多く、ボックス席に一つも空きがないのは誤算でした。半分が御老人、半分が高校生という内訳です。何処かで一気に空くでしょうか。

2530D 伊万里1621~唐津1713

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