



今でこそ雨後の筍のように観光列車が次々と現れ各地を走っていますが、美しい車体の色といい何処をとっても上品な佇まいといい、やはりゆふいんの森は格の違いを感じさせます。しかしながら、これは去年乗った編成でも感じたのですが、残念なことに老朽化が目立ちます。中でも酷いのは最後尾の展望窓が補修されているところで、養生テープがべたべたと貼り付けられた見た目はいかにもみすぼらしいです。

それでも他の多くの観光特急が土日に限定して運行されているのに対して、ゆふいんの森は毎日三往復が運行されています。そこまで需要があるとも思えないのですが、ともかく孤高の感があります。これはJR九州の思い入れのなせる業なのでしょうか。それとも何か合理的な理由があるのでしょうか。

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久し振りの居酒屋を堪能したところで、別府駅から「ゆふいんの森」に乗車します。あくまで本年度のスタンプラリーが目的とはいえ、ゆふいんの森には一年前にも乗車しています。他の観光特急と比べると若干新味に欠けるのは否めませんが、あの時は豊後森から出発という中途半端なものでした。別府から悠然と出発してまず海を眺め、それから久大本線に入って全線を走り通すのは質が違います。そして前回の反省を活かしてさらなる充実を図りました。最後尾の席をおさえたのです。




本列車の特長の一つである前面展望を楽しめる最前列をおさえて嬉々としていたのも束の間、日が落ちる日田で運転席との仕切りが下ろされてしまい、そこから先は目の前が壁という窮屈な席に一変してしまいました。本当は最後尾の席こそが正解だったのです。
8004D「ゆふいんの森4号」別府1441~博多1805

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別府で昼食をいただくわけですが、出発前からこれと決めていた店がありました。駅近くの鰻屋です。アーケード商店街の真ん中に店を構え良い匂いを漂わせ、店頭には国産鰻の文字が踊り、明記された値段はたいへん良心的です。前からずっと気になっていたのですが、昼時に別府に来ることがありませんでした。今日は漸く巡って来た絶好の機会というわけです。


ところがここで、重要な事に気付きました。別府では愚かな規制などなく、店で生ビールが飲めるのです。風呂上がりでこれに抗える筈もなく、鰻屋に生ビールの幟がなかったことも決め手となって、結局暖簾をくぐったのは居酒屋でした。それも駅前の、企業が経営しているであろう店です。これぞ酒呑みのだらしなさが全面に表れた選択です。
ぬるいことは否めませんが、久しく味わっていなかった樽生のビールは宝石の如き美味さです。ただし美味い、嬉しいで済ませてはいけません。何より心に刻まなければならないのは、こうして酒を提供することを生きるための生業としている人が沢山いるという事実です。

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