無為是人生

旅、居酒屋、プロ野球の応援、ラーメン二郎…好きなものを気ままに綴るブログです


初めてフランス料理を食べてみて 

先だっての北海道活動でトワイライトエクスプレスに乗車したわけだが、中での圧巻はやはり食堂車「ダイナープレヤデス」での夕食だろう。
今やごく限られたものになってしまった、食堂車でゆっくりと夕食を味わうという贅沢、完全予約制によるなんと1万2千円のフルコースというのも凄いが、なにより私はこの時生まれて初めてフランス料理というものを食べた。

全体としては予想していた範囲のもの、まあこんなものだろうという程度のもので、列車の食堂車でなければ到底1万2千円の価値は無いものだった。しかし、とても感心した物が二つあった。一つは最後に出てきた林檎のデザートだった。
冷たいもので、しかし単にアイスとかシャーベットといった単純なものではなく、複雑に造り込まれた見た目にも美しい一品だった。非常に透明感のある清涼な味わいの中に、しっかりとそして上品に林檎の旨味と香りが閉じ込められていて、うっとりするような美味だった。コース料理の最後の一皿としての役割も完璧。唯一残念だったのは林檎の香りと甘味は素晴らしかったが、あともう少し酸味と苦味が欲しかったところ。使われている林檎の種類までは特定できないが、紅玉でないことは恐らく間違いない。紅玉を皮ごと使えばもっと美味い至高の一品になっていたに違いない。

もう一つはさらに感心した。主菜のステーキの皿である。ただし、ステーキの肉それ自体ではない。脇役として添えられていた、クリームをかけられたベーコンだ。
生クリームとバターを使ったきわめて濃厚な、私のような素人が典型的なフランス料理の要素として思い浮かべるまさに典型のそれ。そしてこの美味さには衝撃を受けた。脂が乗って濃厚な味のベーコンをさらに濃厚なソースで包むというのは日本人では思いつかない発想で、これが日本料理だったら大根おろしを持ってきたり柚子を使ったり、濃厚な食材はいかにさっぱり食べさせるかという事に腐心するだろう。ところが濃厚な食材に濃厚なものを持ってくるのだから、日本人の感覚からすると逆転の思考とさえ言える。
これには目から鱗の思いだった。流石我々日本人と並ぶ食い道楽、奥が深い。フランスのごく一般的な家庭での日常の朝食や、はたまた安酒場でのワインのアテなどどんなものなのか、一度食べてみたくなった。





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カテゴリ: 日常

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