無為是人生

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居酒屋探訪(其の百七十四) ~釧路 しつげん~ 

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古い板張りの建物に庇付きの赤提灯、これも年季の入った暖簾と、外見の雰囲気は抜群だ。店内はL字、というよりもほぼ正方形の二辺といった感じの長いカウンター。だが入口付近は事実上機能していなくて、暖かくて板場の正面になる奥の方まで入っていって席につく。その向こうには女将とおぼしき女性と、もう一人同年輩のこれも女性が立つ。同じく釧路の炉端焼きの名店「しらかば」を切り盛りするのも同じようにおばちゃん達で、また「たっち」のように女将一人でやっている店もあり、釧路にはこのように女性だけで差配されている店が多く、そういった店には独特の安心感がある。
これは家族経営の居酒屋にも通ずるところがある。家族経営の店に外れなしと言うが、本当にその通りだと思う。これは勿論金の問題もあるのだが、それ以上に、統一され共有された意志が店の隅々にまで行き届いているのがその最たる要因だと思っている。それが居心地を良くする。厳しい親方とその弟子達がきびきび働く店の緊張感もまた良いものだが、こうやって家族なりおばちゃん達による肩の力を抜いてくつろげる店ももちろん素晴らしい。そして寒い夜の釧路の炉端にはそんな雰囲気の方が合っている。

「しつげん」の品書きはごく簡潔。その日出せる魚介が白板に書き出される。全体的には可もなく不可もなし、際立った特徴の無い店と思っていたが、薦められるままに頼んだししゃもの美味さには驚いた。もちろん雄だけで、その味わいはまさに絶品。聞けば白糠など地場のししゃもを自分で干しているのだそうだ。それが四尾乗って一皿700円は格安である。
品数は多くないし、複数人で入ってあれこれ皿を並べて豪勢に飲み食いするにはまるで不向きな店だ。だが裏を返せば一人静かに一皿か二皿置いて、地元釧路の福司を燗してもらってちびちびやるにはこれ以上うってつけの店はない。今回は先発で訪ねたが、次からは釧路の不動の中継ぎとしたいと思っている。



しつげん
0154-22-2257
北海道釧路市栄町4-1
17:00~
日祝休





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カテゴリ: 居酒屋探訪

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