日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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駅からの帰り道から分かれた小路に見事な桜の木が数本並んで立っていて、毎年花が咲くのを楽しみにしていた。ところが先日、そろそろ見頃だろうとその場所へ足を運んだところ、信じがたい光景に愕然としてしまった。道路の上にはみ出して咲いていた枝が全て切り落とされ、木の上の方が半分だけの姿になってしまっていたのだ。なんという酷いことを。
確かに道路にはみ出している状態は何らかの法なり条例なりに引っ掛かるのだろう。だがその道は車も人も殆ど通らず、向かいの敷地は工場の裏手で、いつもタクシーや営業の車がのんびり休憩している所なのだ。桜の木がはみ出していたところで一体誰が迷惑するというのか。
その桜は年季の入った社員寮の敷地に立っていて、何の面白味もない住宅地の中にしては周囲の雰囲気も含めてなかなか味があっただけに尚のこと残念だし、どうにも情けない気持ちにさせられた。枝ぶりも見事だったこの桜、一体樹齢はどのくらいなのだろうか。一つだけ言えることは、この桜が植えられた時に比べてこの日本は確実に貧しくなったということだ。

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城下町に向かい、巨大な木造の大屋根を構え、表玄関という言葉がふさわしい金沢駅の東口に対して、西口はまさに裏口。周辺にはビルと駐車場くらいしかなく、殺風景もいいところだ。そんな金沢駅西口からほど近い場所にある。
一階ロビーは広く豪華な造りで、部屋など諸設備も清潔で何の不満もない。これといった特徴も無いがビジネスホテルらしく、快適に過ごすことが出来る。
そして特筆すべきは大浴場だ。とにかくたいへんに広く、清潔で、明るく、立派で、もはやビジネスホテルの風呂の範囲を逸脱している。これには度肝を抜かれた。

料金は、2月の平日で5,400円だった。金沢でこれなら十分に安い部類だ。金沢駅西口は片町、香林坊方面に出るのも不便だし、周囲には飲食店なども何も無い。だが金沢駅の近くに泊まりたいという目的に特化するなら、そしてなにより風呂が好きという人はここがいい。
余談だがかなり巨大なホテルで、一つの階に三十数室もの客室があった。これにも驚かされた。

金沢マンテンホテル駅前
石川県金沢市北安江1-6-1
金沢駅より徒歩5分
コンビニ徒歩5分(金沢駅の中)
大浴場:ビジネスホテルのそれとは思えない豪華な大浴場
朝食:未食
無料WiFi:あり





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小麦麦芽を含む五種の麦芽をブレンドして作ったビールということだ。小麦麦芽を使ったビールというと独特の甘い味わいや香りを思い浮かべるところだが、そんなことは全くなかった。
エビスにしては細身の口当たりは、重厚な苦味とコクがまず前面に来る普通のエビスとはまるで違うビールだ。苦味、甘味、酸味など、何か一つの味が出過ぎることがなく、良い意味で特徴がない。バランスが優れていて複雑玄妙、かつ実に上品である。そして最後に小麦麦芽の存在を思わせる淡く軽やかな香味が、まるでさりげなく横に寄り添うようにして伴ってくる。
素晴らしく美味。このビールは傑作だ。それにしても凝った作りをするものである。且つ完成度が非常に高い。エビスビールの企画ものにはこれまでに当たりも外れもあったが、今回は流石エビスと唸らされた。





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居酒屋らしからぬ現代的なコンクリート造りの無表情な入口。中へ入るとまず立派な玄関で、そこからさらに戸を隔てて右手はカウンターと小上がり、左手は座敷。外見からは想像できないかなりの大店である。
明るく清潔なカウンターの一角に陣取ると、目の前のボールに山と盛られたきんぴらが小鉢に移され、お通しとして出てきた。これが実に美味い。期待しつつやがて出てきた刺盛りに箸をつけると、果たしてどのネタも唸ってしまう程の極上のものばかりだった。

体格良く髭面のご主人は外見から想像される通りの磊落な人柄で、あしらいも気持ちがよい。品書きには居酒屋らしい一品料理もずらりと並び、そのどれもが400~500円程度と良心的な値段だ。一方で魚介はすべて時価とされていた。納得できる範囲とはいえ会計は決して安くはなかった。本当に良いものを出す代わりに魚では儲けさせてもらおうということなのだろう。酒が二合の単位でしか出されないなど他にも少々気になる点もあったが、余り細かい事をごちゃごちゃ言うのも野暮だと思える程に魚介の美味さは飛び抜けていた。
細かい事には目をつぶり、富山湾のまさにキトキトを味わうために、魚津を訪れる機会があったら是非またここを訪ねたい。日曜に営業しているのも有り難い。



源助
0765-24-7957
富山県魚津市駅前新町10-1
17:00~22:00
不定休





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奇しくもキリンの限定ビールも小麦麦芽を使ったものだった。が、こちらは美味いものではなかった。色々な味の要素がどれも浅い、薄い。だから最初に感じるのが舌の上にぴりぴりと踊る刺激である。残念ながらこれではドライビールと大差ない。それを全体的に小麦麦芽に特徴的な甘味がぼんやりと包み込んでいる感じの味わいだ。それでいて普通の一番搾りやラガーなど、キリンのビールの多くに共通する独特のエグ味は健在なのだから困ったものだ。
味の出来が悪いというよりも、十分に商品開発の時間をとらないまま、煮詰め切らないまま商品化してしまったような印象を受ける。これでは何のための限定醸造なのか分からない。一番搾りの限定品には過去に「とれたてホップ」という素晴らしい傑作があったが、今回は作り手の自己満足のまま終わってしまった感が否めない。





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