日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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西鉄とJRそれぞれの久留米駅の中間近くに位置し、どちらからもやや距離がある。ただし繁華街の中心部にあるので、私のように駅からの距離よりも飲み歩きを重視する向きや車で利用する場合には便利と言えるだろう。諸設備は年季が入っており結構くたびれている。だが不満に思う程ではない。一階ロビーなどの造りは広々として重厚であり、新しく清潔だが見るだに安価さ、安直さを感じる新しいホテルとではどちらが良いかと問われたらちょっと返答に迷う。
その象徴が大浴場だ。こちらも古さを感じさせるが、石造りの浴槽がきれいに磨かれているので風合いが良い。料金の安い別館へ宿泊したのだが、そうすると大浴場を利用するためには一旦屋外へ出て本館へ足を運ばねばならない。とはいえ細い路地を挟んだ向かいであり、これなら雨の日だったとしても不便を感じることはないだろう。もしこれが福岡の市街地にあったなら古いホテルの一言で片付けられてしまいそうだが、久留米くらいの規模の歴史ある地方都市には全体の雰囲気を含め似合っていて、曰く言い難い味わいがあった。

グリーンリッチホテル 久留米
福岡県久留米市日吉町18
西鉄久留米駅より徒歩13分、JR久留米駅より徒歩20分
コンビニ徒歩1分
大浴場:浴槽が石造りの大浴場
朝食:未食
無料WiFi:あり





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明快で刺激的な味わいが前面に来るビールだ。特に苦味が主体で、そこに酸味と渋味が伴ってくる。若い女性など酒を飲む習慣があっても主に苦味を理由にビールが苦手だという人も多いようだが、そのような向きにはとっつきにくい典型の味わいだろう。それにしてもぎりぎりの危ういバランスで成り立っている味だ。甘味を殆ど感じないからやや未完成の印象を受ける。作為的に刺激を前面に出した味作りはドライビールにも通ずる部分があって、これは本物のビールでその先味を受け止めるしっかりした骨格があるからドライビールと一緒にするのは流石に失礼とは思うものの、目指す方向性にかなり似たものを感じる。この季節の野外で、肉でも焼きながらやや低めの温度に冷やして飲んだらもっと美味いのだろうか。サマースペシャルという名からしてそうなのかも知れない。
少なくともいつも通り冷房の効いた部屋で飲む限りでは、悪くはないがやや軽薄でバランスを欠いた感が否めない。





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予想を超えて日数がかかってしまい、半年にも及んだ歯医者通いが漸く終わった。実に晴れ晴れとした気分だ。事の起こりは2月のこと、奥歯の半分もが欠けてごろりと出てきたのは恐ろしい光景だった。正体は酷い虫歯に侵されて腐ってしまい、上半分が崩壊した親不知だった。私は抜歯の経験も親不知に関する知識も何もなかったが、虫歯になった親不知など歯肉や神経に悪い影響を及ぼすだけの百害あって一利なしの無用の長物だと知った。
親不知の抜歯は何の問題もなく終わり、術後もきわめて順調に治癒した。だが、それだけでは終わらなかった。歯医者に足を運んだのは虫歯が酷かった小学生の頃以来、実に三十年ぶりのことだった。その頃に治療した何本かの虫歯が軒並み被せ物の下の内部が虫歯になってしまっていたのだ。流石に三十年もの間検査も何もしなかったツケなのだろう。十本近くもの歯の被せ物を順次全て外し、虫歯を削って、改めて新しい被せ物を入れた。
さらには最初に抜歯をした下側の親不知ほど酷くはないものの、これも虫歯になってしまっていた上側の親不知二本も抜いた。親不知というのは歯ブラシが届きにくく、虫歯を事前に予防するのがかなり困難なのだ。

そんな事をしている間に半年もの期間がかかってしまった。それにしても歯医者というやつは、もう少しまとめて治療を進められないものなのだろうか。折角わざわざ時間を作って足を運ぶのだから、一時間でも二時間でも治療して一度にどんどん進めて欲しいものだと常に不満に思っていた。医者からすれば必要な手順や段取りがあるのだろうし、何度も通わせてでも同時に沢山の患者を抱えて次々と治療していかなければ商売にならないのだろう。しかし短い時など数分で治療が終わってしまうこともあり、待合室で待っている時間の方が遥かに長いなどという日もあった。
それはともかくとして、日本人は成人の八割以上が歯周病だとも言われている。私もこれについての検査もしっかりやってもらったが、歯周病の症状としてはごく初期のものだと告げられほっとした。この歳で、かつ三十年間も歯医者に行っていなかったにしては上出来と言えるだろう。確かに鏡で見ても歯も歯茎も十分にきれいだし、これまで歯茎が腫れたり出血したりといった経験は一切ない。これを予防、というかこれ以上症状を進ませないためには日々質の高い歯磨きをするのはもちろんだが、それだけでは足りず、定期的に歯医者で検査を受け歯石などを除去してもらうことが肝要なのだそうだ。最終日にまた四ヵ月後に検診に来て下さいと言われた。今のところきちんと手入れをしていけば生涯自分の歯を失わずに済む可能性が高いと言われた。その程度の頻度ならば面倒がらずにきちんと12月にまた歯医者へ行こうと思う。

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最終日には歯磨きに関する種々の助言をもらい、同時にこのようなうがい薬と、それと併用することを前提とした発泡剤の入っていないとかいう歯磨き粉を勧められて購入した。まあ歯医者も商売でやっている以上は何から何まで促されるままにしていてはキリがないとも思うし、この手のものは効果が直ぐに実証できないところが胡散臭いのだが、半ば気分の問題でもあると思うので言われた通りにするのもそれはそれでいいだろう。この製品はそれぞれ千円と決して安くなく、特に歯磨き粉の方は90gで千円と市販品と比べるとかなり割高だ。もっとも歯科医に言わせるとそもそも歯磨き粉は不要とのことだが、それはまあそれとして…
どちらも歯科専売品で市井の薬局やスーパーでは買えないそうだが、東急ハンズなどでは売られているし、何よりネットで簡単に買えるので継続的に使いたいと思った場合でも不便はないだろう。

最後に、備忘録も兼ねて歯磨きについての助言の中で特に肝要と思われた事柄を列挙していくことにする。まず何とっても歯磨きは寝る前にしっかりするのが大切だということだ。虫歯や歯周病の原因となる歯垢が作られるのに20時間を要するそうだが、就寝時は唾液の量が減ってしまうのでこれがもっとも進行するらしい。次に歯ブラシだが、毛先が極細のものは使わない方がよい、毛は固めの方がよい、凹凸の付いていない平らなものがよいということだった。そして歯ブラシはひと月に一回は交換した方がいいらしい。別に高価な歯ブラシを使う必要などまったくないとのことで、そうなれば歯ブラシなど百円も出せば買える。
喉元過ぎれば何とやらで、これらの事もじきに面倒になってきそうな気がするが、歯というやつは自然治癒しないのが問題だ。疾患や外傷、極端な事を言えば骨折だって自然治癒するのに対して、歯のもっとも大きな特徴、厄介なところはここだと言えるだろう。だから負担なく出来ることは極力継続していかねばと思っている。





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調子の悪い三流投手と調子のとても悪い二流投手の投げ合い。そんな程度の低い投球であるにもかかわらず序盤にそれぞれ5点と2点しか取れず、あとは拙攻で残塁の山を築く三流打線の対決(笑)
そのようなわけで、相も変わらずド・リーグらしい取るに足らない内容だった。球場へ向かう前にテレビで観ていた敦賀気比対明徳義塾戦の方が遥かに見応えがあった。そして今回改めて思い知らされたのがマスコミのいい加減さと無能ぶりだ。後から野球関連のニュースを見てみると、どこも阪神の先発藤浪が修正して良い投球をしたかのように書いてある。だが実際には中盤以降も投手に対してストレートの四球を与えるなど酷い内容で、スタンドからは罵声すら飛んでいたのだ。まあ野球など数字の結果のみをもって語るものだし、限られた字数の中で勝った方のファンを喜ばせるような書き方をしなければならないのも分かる。だが幾らなんでも拙く安易に過ぎるのではないか。

ところで昨日は前日までの酷暑がひと段落して凌ぎやすかったところへ、さらに席がスタンド最上段近くのかなり上の方だったことも奏功し、終始乾いた風に吹かれてたいへん気持ちがよく、観戦中に暑いと感じることがまったくなかった。ナイターとはいえ真夏の盛りにこれは嬉しい誤算だった。そして今日もこれから再び横浜へ向かうのだが、何の因果か指定席であるにもかかわらず昨日とまったく同じ席に座る。試合内容よりもまず暑くないことを祈ろう(笑)





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5回を終えて試合が成立した時点でそれぞれ2安打と1安打。これを引き締まった投手戦だと言ったら実際に球場で観ていなかった人は信じるかも知れない。だが両軍の無策で淡白な攻撃が打ち崩せる投手を打てなかったという、単にそれだけのお粗末な内容だった。横浜×阪神戦なんてそんなものである。しかも2回表の阪神の1点は横浜内野陣の「高校野球の方がよほど上手い」という凡ミスによるものなのだから救いようがない。
おまけに9回に登板した抑えのオ・スンファンは相変わらずのポンコツぶりで、折角横浜まで行ったのだから阪神が負けるよりはまあ勝った方がよいという程度の試合でしかなかった。それよりも讀賣が本拠地のインチキドームで広島に三連敗したことの方を観戦仲間と大喜びしていた(笑)

ただそんな中、プロらしいと感心した部分もあった。まず捕手藤井のリードだが、これまで私は彼のことを全く評価していなかった。打者としては絶望的で、ならば捕手としての能力はどうかといえばどう好意的に見ても二流としか言えなかった。だがこの日はこれといった決め球のない先発岩崎を実に見事にリードし、ローテの谷間の一戦を勝利に導いたのには見直した。
それから6回のゴメスの本塁打だ。前回横浜へ来た時の映像を見ているのかと思うくらい、まったく同じところにまったく同じ打球が飛んできた。打球の角度、飛距離、速さどれをとっても惚れ惚れするような素晴らしい当たりで、まさに打った瞬間外野手が一歩も動けない完璧な本塁打だった。しかも試合の展開上きわめて重要な場面で飛び出した値千金の一打で、これは感激的ですらあった。
そういえばこの日は珍しい17時試合開始だった。もちろんこの季節17時はまだ真っ昼間と同じ明るさで、それが徐々に日が暮れて夜になってゆくのと共に試合が進むのは何とも風情があってよかった。特に時間によっては高く上がった飛球が夕日に紅く照らされる場面も見られた。

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