
毎年秋になると限定発売されるこのビール、昨年版で一度味を落としてしまったのだが復活した。全体的に細身で鮮烈な味わいで、先味から中味にかけて特にその傾向が強い。が、それはドライビールのような軽薄なものとは違う。鋭い先味の向こうに、これに纏い支える苦味、甘み、酸味といった様々な味の要素が少しずつ顔を覗かせ、且つそれらのバランスがとても良い。飲み終えてみると実に豊かで上品な味だということが分かるのだ。
単に復活しというだけでなく、初年度、二年目の味わいに回帰した感がある。毎年ころころと味が変わり迷走している琥珀エビスに対して、この点は評価出来る。

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学生時代は散々世話になった「わせべん」こと早稲田の弁当屋、ちょうど昼時に車で近くを通りかかったので、久し振りに立ち寄ってみた。一体何年ぶりになるのか、もしかしたら十年以上間が空いているかも知れない。
今でも「まえめん」とか「まえまる」と言って通じるのだろうか、などと考えつつ近付くと、三人の先客が弁当の出来上がりを待っていた。若干の緊張感を抱きつつ奥を覗き込んで「まえめん!」と元気良く伝えると、何処の国の人だか分からないが少なくとも日本人ではない女性の店員がたどたどしい言葉で「マエメンタイデスカー?」と聞き返してきた。そうですお願いしますと伝えた。正式な名称は「前抜き明太海苔弁当」である。それを「まえめんたい」とまで略すのだから「まえめん」でもいいではないか、と思ったが、ともかく「まえめん」は通じるものの一応確認する、という微妙なところだと分かった。

ご飯の盛りが多くて蓋が浮いているのが頼もしい。それにしても、きんぴらと漬け物を無くして代わりに全て揚げ物だけにするというのは今思えば恐ろしい発想である。今となっては自分はこれを欲していないということに気付いたが、この店では何故だか前抜きにしなければいけないという刷り込みがあるのだ(笑)
さて今回、興味深い変化を見付けた。先客のタクシー運転手氏が「なすからのマシマシ」なるものを注文していたのだ。これは一体何であるのかと品書きをよく見てみると、50円なり100円を足すと唐揚げやその他色々なおかずを増量出来るらしいのだ。彼は茄子と唐揚げを両方とも増量していたのだ。
無料か有料かの違いはあるものの、その発想や呼び方からしてラーメン二郎の真似をしたのだろう。問題は、私の学生時代の二十年前にはこんな制度は無かったということだ。もし当時からこれがあれば、店もより儲かるし食べる側も嬉しいしまさに両得だったのだが、もっと早くこの事に気付いてくれなかったことが惜しまれる。
予定では、来週も高田馬場から新宿へ車で移動する間に昼食を食べるという絶好の機会がある。今度はなすからかマーボーだな。

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久し振りの訪問となった前回から一週間と置かずにまた機会を得た。平日の13時ちょうどだったが、店の前には十人もがたむろしており、相変わらずの盛況である。列を作っているのではなく、まるで無秩序にたむろしているというのがここの特徴である。店の側も、注文が済んでいない客に促すとか同じ注文をしている複数の客に気を配るとか、そんなことに一切の関心は無く、出来上がった弁当を大声で読み上げるだけで、むしろ「とっとと受け取って行け」と言わんばかりの愛想の無さである。

今回は、なすから。久々に食べてみて感じたのは、若い頃に当たり前のように食べていたものがここまでジャンクな食べ物だったという事に改めて気付き、驚いたということ。唐揚げの量、茄子の量、米の量、そして何より油の量、四十を過ぎた今の私にとってはこれでも十分過ぎるくらいなのだが、しかし先に紹介した増量制度を利用せずに普通のなすからを注文していたのは大勢の中で私だけだった。
長身で金髪、白い肌、青い目という一目でそれと分かる欧米系の青年が足早にやって来て、微塵の迷いもなく「なすからの大盛りマシ!」と注文していた場面は印象的だった。
さて来週もまた訪ねる機会がある。次はマーボーかベスカラだな。

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今回は、なすから。久々に食べてみて感じたのは、若い頃に当たり前のように食べていたものがここまでジャンクな食べ物だったという事に改めて気付き、驚いたということ。唐揚げの量、茄子の量、米の量、そして何より油の量、四十を過ぎた今の私にとってはこれでも十分過ぎるくらいなのだが、しかし先に紹介した増量制度を利用せずに普通のなすからを注文していたのは大勢の中で私だけだった。
長身で金髪、白い肌、青い目という一目でそれと分かる欧米系の青年が足早にやって来て、微塵の迷いもなく「なすからの大盛りマシ!」と注文していた場面は印象的だった。
さて来週もまた訪ねる機会がある。次はマーボーかベスカラだな。

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久し振りの二郎であるとともに、千住大橋駅前店を初訪問となった。店内の雰囲気は良くも悪くもいかにも二郎らしい店だった。助手がおらず店主一人でやっていたが、この店主が無口で愛想の欠片もなく、また客も全員が男の一人客なので店内には一切の会話というものがなく、ラジオの声と麺をすする音だけが響くという殺伐とした空間だった。個人的にはこういう女性客が寄り付けないような店は居心地が好い。

小豚、野菜ニンニクカラメ。初訪問の店での常として、先客に供される丼をよく観察する。その結果野菜の盛りがかなり多いようで、卓上ダレは置かれていなかったのでカラメも加えた。
野菜はシャキシャキの食感で美味い。もっとキャベツが多かったら満点だった。豚は素晴らしい。かなり分厚く切られているのだが、十分に煮込まれていて柔らかく、とろけるような食感。味もよく沁みている。だが豚増しで四枚はやや寂しい。もう少し薄く切って五枚だったならこちらも文句なしの満点だった。横浜関内店の豚を絶賛するのは単に味が良いからだけでなく、切り分けの厚さも完璧だからなのだ。
麺は二郎らしい太デロ。味も色もよく乗っているのはいいのだが、柔らか過ぎて折角の良さを損なってしまっている。これは硬めにすれば最高だろうと思うのだが、店内には「調理の都合により麺硬めはお断りします」との但し書きが。店主一人でやっている弊害がもっとも肝心なところに出てしまっているのは実に残念だ。スープは写真からもお分かりいただけるかと思うが、まったく乳化していないサラサラのスープ。これは全然美味くなかった。一言で言えば醤油を湯で薄めたようなものだった。味が無いのに味がやたら濃いとでも言おうか。結果としてカラメは必要なかった。麺の量はかなり多かった。一般的なラーメン店のラーメンの二杯半分ほどもあり、後半戦はただ麺を平らげるための苦行だったorz
野菜と豚は美味い、麺は惜しい、スープは不味いと、ちぐはぐな一杯だった。
麺 ★★★
スープ ★★
野菜 ★★★★
豚 ★★★★
麺量 ★★★★★

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マーボー。
先に食べたまえまる、なすからは概ね二十数年前と変わらぬ味だったが、マーボーにはたいへん驚いた。それも、食べてみて驚いたとか蓋を取った瞬間に驚いたのではなく、渡された瞬間に既に衝撃を受けた。かつては別添えで業務用とおぼしき怪しいレトルトを渡され「自分でかけて食え」というのがマーボーの最大の特徴だったのだが、これが無くなり、最初からマーボーの餡がかけられた状態の至って普通の弁当に変貌していたのだ。
そして食べてみて先ず思ったのは「こんなに不味くなかったっけ?!」ということだった。「こんなに美味かったっけ?!」ではないところがあくまでもわせ弁なのであるが(笑)悪くない、なかなかいける。これは別添えレトルトでなくなったことと何か関係があるのだろうか。ともかく、油を食わされているかのような唐揚げの味を誤魔化すのにこのマーボー餡が実に良い仕事をしている。
ちなみに、マーボーにするかマーボー茄子にするか散々迷った挙句にマーボー茄子を所望したのだが、大きな声でぶっきらぼうに「マーボー茄子は時間かかるよ!」と言い返され、暗に注文を退けられた。そこでマーボーに切り替えたのだが、そうしたら先客を何人も飛ばして一分も待たずに供された。しかし、なすからが次から次へと売れていくというのに、何故マーボー茄子は時間がかかるのだろうか。まったくもって不思議だが、単に作るのが面倒なだけだったのではないかと推察している。
それはともかくとして、探りを入れるために次の注文は先ずマーボー茄子、また同じ事を言われたらベスカラだな。

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