日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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先日、仕事で佐野へ行った。それも、昼を佐野の市街地で食べなければならないという絶好の機会を得た。となればもちろんラーメンだ。そして佐野ラーメンといえば先ず思い浮かぶのが「おぐらや」である。
この日は移動の経路上の左側におぐらやがあるというまさに最高の展開だった。が、一つ問題があった。おぐらやが連日行列が出来る超人気店だということだ。多少待つのは構わないのだが、午後の仕事の時間が決まっている以上は、食べ終わるまでに何分かかるのかが分からないおぐらやに突撃するのは危険だった。仕方なくおぐらやは敬遠し、道沿いに見付けたラーメン屋に飛び込む方針に切り替えて車を走らせた。

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そして入ったのがこの店「ラーメン押山」だ。
結論から言うと、素晴らしく美味なラーメンだった。

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中でも特に良かったのはスープである。美しく黄金色に澄んで、鰹節の香りがかぐわしい。味わいは他の材料からもとったダシが渾然となり、甘い、深い、コクがある。一方で臭みやくせは全く無い。久し振りに感動する程美味いラーメンのスープを味わった。レンゲを持つ手が止まらない。
麺は佐野のラーメンらしい柔らかい手打ちのちぢれ麺。外側は柔らかくもちもちした食感ながら、芯にはしっかりしたコシがある。これまたとても美味い。チャーシューもしっかりと煮込まれて柔らかい。個人的にはもっとしっかりと味が沁み込んでいる方が好きだが、上品で薄味のこのスープにはこのくらいがちょうどいいのかも知れない。

厨房には主人と、弟子とおぼしき若者の二人が立ち、客席には給仕のお姉さん。あともう一人、双方を行き来して何でも手伝う位置付けのおばちゃんの四人体制で、客席の数に対して十分な陣容である。そして何より素晴らしいのは店内全体の雰囲気である。平日とはいえ12時半というまさに書き入れ時、地元客が入れ替わり立ち代りやって来るが、観光客の姿はまったく無い。私が入った時は満席で、席が空くのを五分待ち、そこからラーメンが供されるまでに十分弱待った。ただしこの時は二人連れだったのでテーブルが空くのを待ったのだが、カウンターは二席空いていて、もし一人だったなら即座に座れていただろう。そして店を出る時にも二人連れが二組待っていた。盛況ながらも大混雑、大行列になるでもなく、実に適度な客入りである。

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唯一残念なのは建物が無味乾燥な安普請なことだ。だがそれ以外は一切の死角なし。この美味さと健全な雰囲気ならば、佐野市によるラーメンのポスターにこの店が使われているのも大いに納得である。
今現在のおぐらやの味も気になるところだが、遠方からの観光客も含めた人が大挙して押し掛けるおぐらやと、地元客で適度な盛況ぶりのこのラーメン押山と、どちらの居心地が良いだろうか。それはともかくとしても、この店もわざわざ訪ねるだけの価値があることは間違いない。





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