日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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地域毎に飲み屋街の特徴がはっきり分かれているのが福岡ですが、その中でも最も好まないのが中州です。とにかく下品、猥雑、騒々しい。これはキャバクラやホストクラブ、風俗店もあるのが原因です。そして目障りで邪魔な客引きどもが道端に立っていて雰囲気は最悪です。
そんな中州の唯一の良心とも言えるのがこの酒一番です。古くからの正統的な大衆酒場で、建物は安普請ではあるものの、角地に建つ総三階建ての佇まいは超然、孤高という言葉が似合います。

席に着くなり、薦められるままにハムサラダをまず注文。久々に訪ねたのであとは毎度お馴染みのコロッケと明太玉子焼きに落ち着きました。一皿350円のコロッケは手作りで、美味なだけでなく穏やかな気持ちになれる味わいです。陳腐な表現ですが、家庭の味、おふくろの味というやつです。明太玉子焼きは絶品。はっきり言って卵も明太子も特に良いものを使っているわけではありません。しかし組み合わせの妙によってとびきりの美味に化けることもあるのが料理の奥深さです。何より焼き加減が絶妙です。
しかしこの店の何よりの特長は、独酌が多いことです。昨晩もカウンターには独酌の先客が四人もいました。福岡の居酒屋を訪ねてずっと感じてきたのは、独酌文化を持たない土地だということです。北九州や東京との違いは明らかで、福岡では一人で居酒屋に入って飲むというのは一般的ではないのです。私がこれまで訪ねた中では、常に独酌の姿が見られる店は博多駅前の「寿久」、天神の「角屋」、赤坂の「にどね」とこの酒一番の四軒しかありません。どの店を覗いても一人で飲んでいる客が当たり前のようにいる東京に対して、たったの四軒とは。とても百六十万都市とは思えません。この店は福岡では貴重な独酌が似合う店なのです。

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七日を過ぎたというのに正月飾りがそのままでした。印象的な光景です。

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