日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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福岡暮らしを始めるにあたって実家から新居へ幾つかの持ち物を送ったのですが、その中に古いオーブントースターがありました。1992年製と書いてあったので、実に28年も前の品です。後生大事に使い続けてきたのは明確な理由があって、サーモスタットが付いていないので手放せなかったのです。
ところが手元に届いたそれを久し振りに見てみると、記憶していた以上に老朽化していました。鉄の外板はぼろぼろに剥がれ落ちていて、硝子の部分も外れていて接着剤で付け直さなければ使えません。そして全体的に歪んでいます。これ以上使うのは流石に現実的でないと判断し、苦渋の思いでこれを廃棄し、新たにリサイクル店で中古のトースターを購入しました。こちらは2014年製で、サーモスタットが付いています。これが大いに不満で、使う度に苛々する気持ちが蓄積しています。

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サーモスタットが付いていない古いトースターは、際限なく庫内の温度が上がっていきました。放置しているとやがて火を吹きます。十分以上加熱したところで電源を切り、すかさずパンを入れます。余熱だけで焼くこの焼き方により、つまらない市販のパンが驚くような美味に化けました。
ところがサーモスタットが付きの現代のトースターでは望むべくもありません。庫内の温度が十分に上がらないので、余熱焼きなどできないのです。余熱焼きでなくとも焼けるまでに随分と時間がかかり、当然味はかなり落ちます。なかなか焼けないので暫く他の事をしていると、唐突に焦げたりして本当に扱いづらいです。

焼くのに時間がかかり、味は悪く、焼き加減も難しい。まさに百害あって一利なし。ではサーモスタットとは一体何であるのか。温度が上がり過ぎるのを防ぎ、火事を予防するのが目的なのでしょう。しかしトースターとは「食べ物を美味しく焼く」ものである筈。それを「火事を起こさないこと」を第一義にすり替えるなど間違っています。万が一の火事にならないために、食べ物を焼くことについて日々我慢を強いられる。何とも拙く、貧しく、本末転倒な思想です。それが嫌なら業務用の高価なトースターでも買うしかないのでしょう。或いはサーモスタットを解除することです。しかしそんなことが簡単にできるとは思えないし、できたとしても違法改造ということになるのでしょう。まったく困ったものです。

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