日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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肩の痛みは様々な弊害を生みました。最たるは連日の睡眠不足ですが、他にいくつもあります。例えば散髪です。髪がぼさぼさに伸びきっていていかにもだらしない風貌になってきました。しかし動かずにじっとしているととにかく痛いので、床屋の椅子に座っているなどとても無理で、散髪ができません。
そんな弊害の一つに、独自の緊急事態措置が実施されずお蔵入りしたことがあります。

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あろうことか緊急事態宣言とやらがひと月近くも延長されてしまい、漸く解除されました。過日福岡市の高島市長が、この延長について悔しいとした上で、飲食店の営業時間と感染者数の関係について科学的根拠を示して欲しいと述べました。まさにその通りなのですが、他人様の言をここに引用することは普段全く好んでいません。しかし立場ある人物がこのような発言をしたことは大いに評価すべきと思い、今回は敢えてこうしました。

それはさておき、私も独自の緊急事態措置をとろうと考えていました。少し前にとあるラーメン店の主人からこんな話を聞きました。去年の四月から五月あたりは潰れるかどうかの瀬戸際だったが、今はそこまで辛くない。そこそこの来客はある、と。昨春はテレビ番組やインターネットを介して伝えられる一部の情報を多くの人々が鵜呑みにし、翻弄され、大騒ぎしていました。これに対して今は冷静に自分で考えて行動する人が増えたのでしょう。
しかしこれは、あくまで昼の来客、昼の売上がある店の話です。いわれなき悪者扱いを受け、瀕死の状態にある夜の売り上げが主の店に対し、微力とはいえ支えになりたいと思っていました。そこで二月中は、翌日が休みでなくとも残業の日は全て居酒屋に立ち寄ることに決めたのです。これがやりたくてもできない人も多くいらっしゃるでしょう。対して私は、五時ちょうどに退勤、職場が福岡市街のど真ん中というこの上ない条件です。これを活かさないと罰が当たります。

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ここで思い出したのが、昨年配られた十万円の給付金です。全額を飲食業か宿泊業に落とす。しかもどうせなら現金で払いたい。これを実行したわけですが、今回も倣うことにしました。そうして十万円をおろしてきて、いざという時に肩の痛みが始まって、居酒屋どころの話ではなくなってしまったのです。まったく何という間の悪さか、自分でも呆れます。

とはいえ、こればかりどうしようもありません。飲食店が一番辛い時に家に閉じ籠っていたことをたいへん申し訳なく思いつつ、今は治療に専念します。この十万円はそのまま待機しています。営業時間を伸ばしたところで、簡単に客足は戻ってはこないことはこれまで見聞きした限り明らかです。全快した暁には方々の居酒屋を罪滅ぼし行脚します。

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昨日は二度目となる九州医療センターに行ってきました。人生で初めてMRI撮影なるものをしてきました。前回は痛みでじっとしていることができず撮影を断念したわけですから、ここまで二回のブロック注射による除痛の効果が出ているのでしょう。狭い空間に入れられ、物々しい機械音に振動。こんな所に二十分も居るのかと思ったら初めは気が滅入りましたが、すぐに眠ってしまいました。そして起こされると終わっていました。いかに最近睡眠不足が溜まっているかということです。

さて、医師の所見はヘルニアであろうということでした。ただし、よく分からないけれどたぶんそうだろうと、どうにも頼りないことを言うのです。そして今後どうするかについては、引き続き除痛をしながら様子を見ると、これまた不明瞭な結論です。手術をするようなことがあるのかと訊ねると、そこは即答でないと返されました。ともかく、痛みが始まってから早一ヶ月、町医者から九州医療センターに行き、整体の店も訪ね、さらに除痛のブロック注射まで打って漸くここまで来たのにこの歯切れの悪い結論では、どうにもすっきりしません。しかし私には医師に言われた通りにすることしかできないのです。少なくともあと二回除痛の病院に通うことになりそうです。効果はすぐに完全に表れるわけではなく、二週間くらいでさらに良くなってくるとのことでした。その間に自然に治癒すると。今はそれを信じるしかありません。
そしてもう一つ、病院の待ち時間というのはどうにかならないものか。昨日は10時の予約でした。十分くらい前には行って待合室で待機していました。気の遠くなるような待ち時間の果てに、呼ばれたのが11時半を過ぎてからのことです。飲食店などの予約とは違って性質上ある程度は仕方ないのかも知れませんが、いくらなんでもこれでは、予約という概念が崩壊していると言わざるを得ません。やっと診察室に入ったかと思えば、医師からそれでは今日はMRI撮影をしましょうと。それは分かっていたことです。この時診察室には一分も居なかったと思います。直にMRI撮影室に行けばいいものを、この一瞬のやり取りに意味があるのでしょうか。さらにはそこからMRI撮影の順番を一時間強待ち、撮影後再び診察室に呼ばれるのに四十分待ちました。
全てが終わったのは14時半のことで、実働三十分のために四時間半を費やしたことになります。この事を振り返っただけでも、二度と病院には行きたくない、健康を保つために時間や労力や金を惜しむべきでないと思うに十分ですorz

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現在購入できるうまかっちゃんはこれで全種類制覇の筈です。第一印象は、黒豚とんこつ味に似ているということです。スープには甘めのコクがあり、香ばしさが漂うというものです。黒豚とんこつ味は調味油が添えられておらず粉末スープだけなのに対し、この香ばしにんにく風味は調味油付きです。これによって力強い味わいと微かな酸味が加わるようです。
一通り食べてみて、やはり細麺が特徴的な濃厚新味が抜群に美味でした。ただし麺の食べ応えやすすり込む快感を好む向きは別の味を支持するのかも知れません。それを求めたい時は私はうまかっちゃんよりはサッポロ一番塩ラーメンの方がいいですが。

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久々に西新で昼食をいただきました。狙いは今回も個人経営の食堂です。「まさいち」「朝美食堂」に続いて訪ねたのがこちらの店でした。ラーメン屋の存在感ばかりが大きいこの建物の二階にひっそりと在ります。一応往来に看板は出ているものの、気付かずに通り過ぎてしまう人の方が多いでしょう。薄暗い通路と階段を通って入口に至るのも何やら怪しげですが、店内はそれとは対照的に明るく開放感があり。居心地は上々です。

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膨大な数の品書きにしばし迷いましたが、昨日の夜にチキンカツを食べてしまったので揚げ物を除くことにしました。残る選択肢の中から目に留まったのが580円の生姜焼き定食。それに100円足して生姜焼きとハンバーグのコンビ定食にしました。
はっきり言って感心するような味ではありません。キャベツの千切りは固くえぐみがあり、ご飯もぱさぱさです。しかし店内の雰囲気には惹かれるものがあります。まさいちや朝美食堂の客が勤め人ばかりだったのに対して、こちらは学生達に愛用されているようで、私以外は全て大学生と思しき若者達でした。学生御用達の店には独特の雰囲気があります。快活で親しみあるおばちゃんのあしらいと学生達の反応が微笑ましいです。ご飯を大盛りにしても値段が変わらないのも、学生達への思いやりでしょう。

毎日のように友人達と連れ立って大学の近くの食堂に出入りしていた若かりし時分を思い出しました。あの頃私も、味の良し悪しというよりは話のネタになる面白さであるとか、その店に通うのがサークルの伝統だからとか、そんな理由でいくつかの店を繰り返し訪ねていたのです。小うるさい事を言うよりも、何より友人達と共に過ごすそのような時間がかけがいのないものでした。
あの頃に愛した食堂のうち何軒かは健在でしょうか。次に東京に行けるのはいつになるのか分かりませんが、限られた時間の中で是非とも学生時代を過ごした町を訪ねてみたくなりました。

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昨日は三回目のブロック注射を打ってもらいました。既に痛みは最も辛かった時の三割程になっていましたが、これによってさらに症状は良くなり、まだ微かに痛みが残っているという程度にまでなりました。車の運転席で苦痛に悶え、夜も寝付けず連日の睡眠不足に陥った地獄の日々は過去のものになりつつあります。しかし後遺症は残りました。
後遺症などと言うとただならぬ響きがありますが、さほど深刻なものではありません。しかし後遺症と呼ぶべきものには間違いないと思います。

私は子供の頃から体が固く可動域が狭かったのですが、今回のヘルニアを機に両腕の動く範囲がさらにぐっと狭くなってしまいました。これによって不便を感じる場面は特にないのですが、風呂で体を洗う際に実感するのです。腋の下を洗い、さらに腕を伸ばして反対側の肩の後ろを洗おうとしても、そこまで手が届かなくなってしまいました。腋と肩の中間辺りが限界です。この時肘は腹の前にあるわけですが、体の中心線のやや手前辺り。そこから先へは腕が伸びません。
人間の体は各所が繋がっているといいますが、痛みなど全くない左腕までもが同じ範囲しか動かなくなってしまったのだから、つくづく不思議というかよく出来ていると言うべきでしょうか。しかし感心している場合ではありません。体は柔らかい方がいざという時に怪我をしづらいし、固くて良い事など何もありません。病気が治れば完全に元の元気な体に戻る。もうそんな歳ではなくなったようです。この先は何処かを患う度、それを乗り越えても体が根本的に衰えていくのでしょう。然るべき時はいつ自分にやって来るのか、人生の残りの年数は。そんな事を考えてしまうひとときです。

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