来る8日、9日の連休ですが、何といっても両日とも平日であることが特徴です。居酒屋が何処も開いている、宿が安くおさえられることが多いなどの利がありますが、土日との明確な違いは郵便局に立ち寄って記念貯金ができることです。ここにおいて、旅程としてまず思い浮かんだのが島旅、先の日本一周で温存した五島です。やはり初めて訪れる離島となれば郵便局での貯金は欠かせません。五島列島への旅は最初で最後となる可能性が高いので、尚更です。
しかしいざ具体的に行程を考えていくと、二日間の休みがいかに短いかを思い知ります。行き先を一番大きい福江島に絞ったとしても、現地での滞在時間は約一日。実質的に活動に使えるのは上陸した初日だけです。こうなると天気が気になります。もしその日に雨に降られようものなら目も当てられません。中途半端に手を出して消化不良になる危険があるなら、然るべき機会を待った方がいいでしょう。また、五島へ行く場合は7日の退勤後は長崎へ向かい、長崎に泊まって翌朝の船に乗ることになります。流石に先日に続いてまた長崎泊では新味に欠けるというのも、五島を思い留まった理由の一つです。
次に浮かんだのが山陰です。先の山陰活動では大雪で山口線が不通となってしまい、益田に宿泊して「田吾作」を訪ねるという計画が崩れました。今度こそ田吾作を訪ね、また中日の松江泊も平日ならこれも前回訪ねることができなかった「おでん庄助」に行けます。しかしこれもいまひとつ冴えません。居酒屋でこそ前回の借りを返せますが、松江から幡生までの山陰本線を延々と普通列車で行った活動の圧巻と言える部分の印象はまだ鮮やかに残っています。山陰もやはり新味に欠けるのです。
こうなると二日間の休みに頃合いな目的地、残るは四国です。まとまりの良い活動ができるのですが、四国もやはり去年二回、連休を投入して訪ねています。どちらへ向かうも新味がなく、決め手に欠けます。しかし二連休ではこのあたりが限界です。どうしたものかと思っていたのですが、ある切符の存在を知ったことで一気に決着しました。それが表題の切符なのです。

四国での活動といえば、すぐに思い浮かぶのが特急の自由席にも乗れる三日間有効の四国フリーきっぷです。この内容で16,440円は格安ですが、期間限定商品であるおでかけ。四国家満喫きっぷは、ほぼ同じ内容でありながらさらに六千円も安いのです。四国フリーきっぷとの違いとして、三日間のうちに土日祝日が一日以上含まれていなければいけないことがあります。ここに今回の日程の妙があります。8日、9日は木曜日と金曜日。つまりこの条件を満たせるのです。
10日の土曜日は出勤です。9日の夜には自宅に戻っていなくてはなりませんが、8日から10日の三日間の行程とすることでこのきっぷが利用できるというわけです。自分の活動と関係ない10日の土曜日のお陰で格安切符が使えるとはなんだか可笑しな話ですが、とにかくこれを使わない手はありません。かくして行き先は四国に決まりました。なるべく前回までと変化を付け、平日の利を活かした行程もほぼ出来上がりました。あとは天候に恵まれることを祈るのみです。

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しかしいざ具体的に行程を考えていくと、二日間の休みがいかに短いかを思い知ります。行き先を一番大きい福江島に絞ったとしても、現地での滞在時間は約一日。実質的に活動に使えるのは上陸した初日だけです。こうなると天気が気になります。もしその日に雨に降られようものなら目も当てられません。中途半端に手を出して消化不良になる危険があるなら、然るべき機会を待った方がいいでしょう。また、五島へ行く場合は7日の退勤後は長崎へ向かい、長崎に泊まって翌朝の船に乗ることになります。流石に先日に続いてまた長崎泊では新味に欠けるというのも、五島を思い留まった理由の一つです。
次に浮かんだのが山陰です。先の山陰活動では大雪で山口線が不通となってしまい、益田に宿泊して「田吾作」を訪ねるという計画が崩れました。今度こそ田吾作を訪ね、また中日の松江泊も平日ならこれも前回訪ねることができなかった「おでん庄助」に行けます。しかしこれもいまひとつ冴えません。居酒屋でこそ前回の借りを返せますが、松江から幡生までの山陰本線を延々と普通列車で行った活動の圧巻と言える部分の印象はまだ鮮やかに残っています。山陰もやはり新味に欠けるのです。
こうなると二日間の休みに頃合いな目的地、残るは四国です。まとまりの良い活動ができるのですが、四国もやはり去年二回、連休を投入して訪ねています。どちらへ向かうも新味がなく、決め手に欠けます。しかし二連休ではこのあたりが限界です。どうしたものかと思っていたのですが、ある切符の存在を知ったことで一気に決着しました。それが表題の切符なのです。

四国での活動といえば、すぐに思い浮かぶのが特急の自由席にも乗れる三日間有効の四国フリーきっぷです。この内容で16,440円は格安ですが、期間限定商品であるおでかけ。四国家満喫きっぷは、ほぼ同じ内容でありながらさらに六千円も安いのです。四国フリーきっぷとの違いとして、三日間のうちに土日祝日が一日以上含まれていなければいけないことがあります。ここに今回の日程の妙があります。8日、9日は木曜日と金曜日。つまりこの条件を満たせるのです。
10日の土曜日は出勤です。9日の夜には自宅に戻っていなくてはなりませんが、8日から10日の三日間の行程とすることでこのきっぷが利用できるというわけです。自分の活動と関係ない10日の土曜日のお陰で格安切符が使えるとはなんだか可笑しな話ですが、とにかくこれを使わない手はありません。かくして行き先は四国に決まりました。なるべく前回までと変化を付け、平日の利を活かした行程もほぼ出来上がりました。あとは天候に恵まれることを祈るのみです。

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土曜日の七時です。満席御免でも何ら不思議ではなく、こうなるとじたばたしても仕方ありません。駄目ならば「はくしか」に振り替えようと気楽に暖簾をくぐると、カウンターの手前側が全て空いており、真ん中に通されました。無欲の勝利というやつでしょうか。硝子ケースを挟んで主人が目の前です。これを特等席と捉える人もいるでしょうが、ど真ん中というのもやや落ち着きません。また、忙しく賑やかな店です。同じカウンターでもどちらかというと端の方がよかったと思ったのですが、この位置だからこそ改めて気付けたことがありました。それは主人の超人的な働きぶりです。
まず驚かされるのは包丁の速さです。この時間ですから方々から注文の声が飛び、立て込んでいるように見えました。暫く待つことも覚悟しつつ刺盛りを所望したのですが、恐らく三分と待たなかったと思います。むろんただ速いだけの仕事ではありません。今回もどのネタも絶品。たまらず鯵のたたきを追加すると、これも信じ難い程の速さで目の前に出されました。こうなると主人の手から直接受け取れるこの席がいかにも贅沢に思えてきます。
これだけの包丁捌きをしながら、刺し猪口の提供が遅れているところを注意したり、自分が直接調理をしていない揚げ物の進捗状況や提供の順番を指示したりもしています。八面六臂とはこの人のためにある言葉だと思いました。実は席に着いた時も、いかにも忙しそうだったので給仕専門のお姉さんが近くに来た時に生ビールを注文しようと思っていたのです。ところが即座に主人から、お飲み物はどうしますかと聞かれました。まったく恐れ入ります。
その鯵もうっとりする程の美味で、これが750円で味わえてしまうとは。極上のネタを仕入れて、主人の包丁捌きが冴えわたる。それだけならば、他にも肩を並べる店は何軒もあるでしょう。これらを庶民的な値段で出してくれるところに当店の絶大な価値があります。連日の大盛況も当然でしょう。
おでんの名店あり、ちゃんぽんの名店あり、餃子の名店あり、長崎の食文化は百花繚乱です。しかしこと魚介となれば、長崎一の名酒場は間違いなくこの安楽子です。

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待ちに待った活動が明日に迫りました。既におでかけ。四国家満喫きっぷは手元に届いており、宿の手配、明朝出勤するためのタクシーの手配も済んでいます。何より嬉しいのは、8日、9日ともに四国各地は晴れで降水確率0%の予報になっていることです。今の季節過度の期待はよろしくありませんが、低気圧や前線によるまとまった雨が降ることはないでしょう。
ここまでは順風満帆と言いたいところですが、一つだけ気掛かりな事があります。初日の夜に目当てにしている居酒屋をおさえておこうと昨日電話をしたのですが、繋がらないのです。時間を変えて三度かけてみましたが駄目でした。過去に何度か訪ねている名店ですが、女将と手伝いの女性だけで切り盛りする小さな店です。飲食店に対する理不尽な規制がまかり通る歪んだ御時世では、どうしたって嫌な事を考えてしまいます。良心的で誠実な商いをしているからこそ打撃に弱い。今日これからもう一度連絡をしてみようと思いますが、電話をかけるのが少々恐ろしいです。

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