日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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三日前の出来事ですが、不思議な出会いがありました。乗り放題切符を使った活動を一通り終え、小倉まで戻って来たのが17時半過ぎのことです。まさに絶好の時間帯、博多行の特急にそのまま乗り通して帰宅する手はありません。迷わず下車したのですが、「武蔵」も「大太鼓」も開いていない日曜日です。難しい組み立てを迫られるところですが、そこは先に見付けた「たまの井はん」という切り札があります。真っ直ぐに向かいました。ところが、前回訪ねた時は確かに日曜日に営業していたのに、閉まっていましたorz
たまの井はんの斜め向かいにある「KENTA」も質の高い、とても良い焼き鳥屋です。一軒目からいきなり焼き鳥屋ではなく、まずは魚介や品の良い惣菜などをいただき、然る後に二軒目に焼き鳥屋の暖簾をくぐるのが理想的な流れでした。しかし歩き回って店を探す余裕もありません。外れの店に入るよりはいいだろうと、結局はまずKENTAに入りました。やはり素晴らしい店で満足したのですが、問題は二軒目をどうするかです。一軒目で迷ったくらいだからすんなり良い店が見付かる程甘くはありません。翌朝の起床時刻も気になる時間になり、あと少し飲み直せればもうそれでよいという気分になってきました。そこで飛び込んだのが餃子を売りにした格安の大衆酒場です。

前置きが長くなってしまいましたが、ここからが話の核心です。その大衆酒場で何気なく注文した肉豆腐に驚きました。過去に何度も通った池袋の名店「千登利」の肉豆腐とそっくりなのです。まず見た目からして瓜二つです。豆腐の大きさ、上に乗る肉の部位や色合い、量、その上に乗る葱の量や乗せ方に至るまで、何から何までそっくりです。
ここまで外見が似ているならば味もまたそっくりであるのは、むしろ当然のことでしょう。独特の赤茶けた色合いから想像される通りの、やや甘味を伴ったコクのある味わいが絶品です。厳密に言うなら、豆腐の舌触りや風味など、創業七十二年の老舗の味には及ばない部分もあります。しかし全体的に評するなら「同じ料理」だと言っても間違いではないでしょう。遠く離れた福岡で、それも一目でそれと分かる企業が経営している店で、どうして千登利と同じ味の肉豆腐が出て来るのか。一体どういう関係があるのか。
咄嗟に思い浮かんだのは、店長なり経営者なりがかつて千登利の肉豆腐を食べ、その美味に感銘を受け、再現を試みたのではないかということ。そうでなければここまで酷似した料理が出て来る説明がつきません。こうなると俄かに店員に訊ねてみたくなりました。が、その場では躊躇われました。客層も店員も皆若者ばかりの賑やかな店で、そのような込み入ったことを訊くような雰囲気ではなかったのです。アルバイトと思しき若い女性の店員に訊ねたところで、取り次ぎに手間をかけるだけでしょう。白木のカウンターを構えた小ぢんまりした老舗の千登利と、同じ味の肉豆腐を出していながら店内の雰囲気はまるで対照的です。
しかし今回は諦めたものの、この謎を解き明かさないわけにはいきません。調べてみたところやはり企業が経営する店で、福岡市内にも二軒を構えることが分かりました。しかもそのうちの一軒は会社のすぐ近くです。これは足を運ばないわけにはいきません。次に行くべき居酒屋は決まりました。そしてもう一つ、日曜日にも開いている小倉の持ち駒がまた一つ増えたことになります。これも喜ばしいことです。

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