日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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久々に豊前裏打会の店を訪ねることができました。土曜日の昼時に待たずに入れたのも嬉しく、駐車場完備、広く整然とした店内も好印象です。しかし品書きを見て驚くことになります。うどん専門店ではなく、三種類の麺を用い様々な種類の料理を提供していました。そして品書きの一番上の段はラーメン、真ん中がつけ麺、うどんは一番下でした。これだけでも意表を突かれましたが、それぞれの呼び名も個性的です。ラーメンは「中華そばん」、そして「九州醤油つけ麺」、うどんは「細冷」と称されていました。
豊前裏打会となればうどん専門店と思い込んでいたので、すっかりうどんの気分で暖簾をくぐったのです。ここではその細冷をいただくことにしました。その名の通りのざるうどんで、温かい出汁のうどんが無いのも意外でした。無難に天ざるにしようかとも思ったのですが、妙に気になった自家製ラー油の肉盛りざるを思い切って注文しました。これが素晴らしい味でした。

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うどんが何といっても個性的、これまで味わったことのない無二のものでした。細いところは他の裏打会の店と共通していますが、柔らかく水分量が多く、コシが殆どありません。それでいながら表面に若干の粘りがあり、舌に吸い付く妙なる食感です。粘りがあるので箸で摘まみ上げると結構な量が一緒に持ち上がってしまうのですが、二、三秒待つと半分程がするりと落ちて適量が残るのが不思議です。粘りがありながら滑らかという矛盾する要素が両立していているのです。これ以上は言葉での説明が難しいのですが、とにかく抜群の美味さです。
ラー油タレも絶品です。ラー油と聞いて辛くて刺激的な味わいを予想していましたが、上品な香りだけが残りむしろあっさりした品の良い味わい。そして麺との相性が抜群です。肉も然りで、味がくどい、強過ぎるということが全くなく、それでいながらしっかりとした印象が残るのです。予想を遥かに超える素晴らしい美味でした。流石は豊前裏打会です。中華そばんと九州醤油つけ麺も是非試してみたいし、夜の居酒屋営業も大いに気になります。この店がもし近所にあったなら、またすぐにでも昼に夜に足を運ぶのですが。

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