日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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光陰矢の如し。アルトワークスを買ってからもう三年が経つとは信じ難い気分ですが、現実です。車検を受けました。丸半日かかるので代車を借りたところ、現行型のアルトでした。凡庸で個性のないデザインは残念ですが、実によく出来た車でした。
車体の剛性は先代よりも明らかに高く、ドアを閉めた時の音や感触などまるで違います。視界が広く四隅の見切りが良く運転し易い。印象的なのは最近の車には珍しくボンネットフードが下がっていなくて、車体の前端が運転席から見えることです。これならば初心者も安心でしょう。初心者や不慣れな人に運転される機会も多い車種だけに、意図的にこの造りにしたのだとしたら評価すべきでしょう。

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一方で駆動系には不満がありました。アクセルペダルの応答性が過敏で、滑り出すように発進することが難しいのです。とはいえこれはアルトに限ったことではなく多くの日本車に共通する不出来であり、AT車に共通する弱点でもあります。AT車を滑らかに走らせるのはつくづく難しいと思いました。肝心の車検ですが、一切の不具合や大掛かりな消耗品の交換もなく、出費は最低限でした。当今の軽自動車の信頼性と耐久性の高さには脱帽です。ただし、近々タイヤ交換をしなければなりません。こちらでまとまった出費となりそうです。

昔から述べているように、軽自動車の商用バンで寝泊まりしながら永続的な長旅をするのが人生の目標です。具体的には、ガソリン自動車として買えるぎりぎり最後の時機を狙ってスズキのエブリィを新車で購入するのが理想です。それまではこのアルトワークスを大切に乗り続けるつもりです。少なくとも二年後の次の車検も受けることになるでしょう。

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目下全国で最も持ち駒が多いのが松山です。これを楽しむべく敢えて予約をせずに行き当たりばったりで夜の二番町に出たのですが、土曜日の壁はやはり厚かったです。「茜屋」「たにた」共に満席御免でした。結局は前回と同じく先発が当店となったわけですが、飛び込みで入れたことに感謝すべきでしょう。八時を過ぎると飛び込みでもカウンター席が空いていることが多いと前回知ったわけですが、その通りに事が運びました。しかし喜んだのも束の間、判断を誤って消化不良が残る結果となってしまいました。
前回食べた釣り鯵の刺身が素晴らしい美味だったこと、本日のおすすめの品書きの一番良い所に書かれていたこと。この二つの理由により、目に飛び込んで来た〆鯵を反射的に注文してしまったのです。塩が利いてねっとりした歯応えとなった〆鯵はあてとしては素晴らしい出来、酒が進む逸品です。しかし一皿目に食べるべきものではなかった。生ビールを飲みながら活きの良い刺身を食べたかったのです。居酒屋では目に留まったものを勢いで注文するのも時に大事ではあるのですが、少なくともこの日はもっと慎重に品書きを読むべきだったと後悔しました。一緒に注文したもう一皿が奇しくも鰆のたたきで、まさかの刺身を全く食べずに終わってしまいました。

何故こんな失策をしたのか自分でもよく分かりません。この日は大将からおしぼりと生ビールを手渡されるという最高の始まり方だっただけに残念でした。しかし当店の魅力、素晴らしさは何も変わりません。ひとまず今は茜屋の再訪が課題ですが、松山の筆頭はこの仁平をおいて他にありません。

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久し振り、二度目の訪問だったのですが、記憶を遥かに上回る素晴らしい名店でした。一応寿司屋を名乗ってはいますが、そこを気にする必要はありません。カウンター席が長く開放的な雰囲気で、居酒屋使いがし易いのです。というより黙々と寿司をつまんでいる人などおらず、あちこちが賑やかな酒席でした。少なくとも日曜の夜はそうでした。
本生鰹のたたきが素晴らしい美味でした。一皿1,600円はなかなかの値段ですが、このずば抜けた美味なら他店より格安と言い切れます。余りに美味いので即座に刺身も追加してしまいました。ちょっとした肴も充実していてどれも美味く、酒の揃えも良い。地酒の品書きにはそれぞれの説明がしっかり書き添えられています。何人もの職人がきびきびと働き、打てば響くあしらい。文句の付け所がありません。強いて粗探しをするなら、煌々と明るい店内、小上がり席が多く賑やかでファミリーレストランのような雰囲気であることでしょうか。しかしカウンター席が多いので居心地は全く悪くないし、そのカウンターの様子が外から窺えるのも有り難いです。

ここは二軒目に訪ねるのでは勿体ないです。今回高知の一軒目で盛大な空振りをして、次は基本に立ち返って「おおい」を予約して行こうと決心したのです。しかしこの店に入ってその思いが揺らぎました。次回の先発はおおいか、それともこの市場寿し魚屋か。なかなか決められそうもありません。蛇足になりますが、外見の写真を撮るのを忘れてしまいました。一軒目での歴史的惨敗でいかに気落ちしていたかお分かりいただけるでしょうorz

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老若男女が集う健全な雰囲気、威勢よく賑やかな店内、快活で打てば響くあしらい、良心的な値付け。夕方四時から営業で、カウンターが長く一人客も多い。これぞ大衆酒場の鑑、このような店が岡山駅のすぐ近くにあるのは実に有り難いことです。明快な魅力がある一方で、何度か通って知ったのは褒め称えるような美味はないということでした。ところが今回この思いも吹き飛びました。
これまでずっと気になっていたのは、岡山名物のままかりを試してみたいということでした。しかし品書きの下の方の目立たない所にひっそりと載っているだけで、刺身も焼き鳥も大して美味くないことからこれまで手が出ずにいました。ところがこの日は本日のおすすめを書いた黒板に焼きままかりの酢漬けがあったのです。通常のままかり320円の五割増しの480円、これは期待していいでしょう。これでも十分に良心的な値段です。果たして絶品でした。味も舌触りも、皮の部分、身の部分、酢に浸った部分それぞれが違いながらも渾然となって引き立て合い、素晴らしいの一言です。さらに印象的だったのは、酢の使い方が絶妙なことです。これを食べて、岡山は広島ともまた違って関西に近いのだということを改めて実感しました。ここに旅の居酒屋の喜びがあります。

刺身も焼き鳥も大したことないと言いましたが、福岡は玄界灘の幸という至高の魚介に恵まれているし、焼き鳥屋は全国でも屈指の質の高さです。これに慣れてしまいここを基準にしてはいけません。このままかり酢漬けをいただいて、もっとよく探れば膨大な品書きの中に本当に美味いものが潜んでいるに違いないと思いました。いつ訪ねても大盛況の当店ですが、次に岡山に立ち寄る時にも無事に着席できることを祈っています。

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九月の下旬まで真夏という絶望的な猛暑が続いたかと思いきや、いきなり秋本番になってしまいました。つい先日まで冷房が欠かせなかったというのに、冷房どころかもう家の中でも服を着ていなければ肌寒いです。扇風機があればやり過ごせる日々も、パンツ一丁でいれば暑くも寒くもない日々もなかった。晩夏、初秋、夏から秋への途中が今年はありませんでした。
こんなおかしな気候では微妙な感覚、繊細な感性、曖昧や途中を愛する細やかな心が子供に育まれず、白か黒かという極端な考えの人間がこの先増えていくことでしょう。まったく困ったものですorz

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